THX-Engine:無動力基部連結型直列双発エンジン
とかまくさんに倣って自分もエンジンのデータを置いておきます。
まだまだ改良の余地はあると思いますが、宜しければ参考にしてください。
https://gyazo.com/cb6f9cfceeec0e5635f2f34a33a0e4da
2つのエンジンの基部に無動力コグを用いて、お互いをブレースで連結する事で、ポン付け双発の利点である高いエネルギー効率から得られるパワーを発揮することができる一方で、
強烈な反トルクによる基部の歪みが原因で微妙に残るロール癖を、自由回転する基部が低速で回ることで吸収してくれる。
また、通常のポン付け双発エンジンの場合、この強烈な反トルクによる負荷を機体フレームが一手に引き受ける事になるため、機体全体が微妙に歪んだり、それにより空力パーツが傾いて直進性が悪化したりする事があるが、
直列双発は連結された無動力基部が反トルクによる負荷も全て受け持ってくれる上、錘式や二重反転のように高速回転する基部が機体本体と隣接しない為、機体フレームに対して全く負荷を与えない。
言わば、二重反転と双発のいいとこ取りのようなエンジンが無動力基部連結型直列双発エンジンと言えるだろう。
https://gyazo.com/9babdfc587aaff09563fc399ecabafae
また、このエンジンは通常の直列双発と異なり、2つのエンジンを向かい合わせで設置する事で、エンジンペラ同士の距離を可能な限り近づけ、ピッチ・ヨー操舵時の空力バランスの安定性を追求している。
多くの場合、直列双発エンジンは伝達ブレースを用いて動力部とエンジンペラを離すことでペラ同士の距離を近づけつつ、牽引機にも推進機にも使いやすいデザインとするのが通例だが、
伝達ブレースを用いるエンジンは、エネルギーロスや強度の不足による軸折れなどから信頼性が低くなりがちで、店長的にはあまり好みでは無い為、このような向かい合わせ構造にしたという経緯がある。
https://gyazo.com/8074d11e8d225821e08de9518a6dd589
ただしその代償として、機体内部にエンジンを一体化させ、エンジンペラが回転できるだけのスペースを確保した機体デザインにする必要があり、お世辞にも汎用性や拡張性に優れるエンジンとは言えないであろう。
それでも歴代のエンジンの中で比較的良好なパワーと、最高クラスの直進・旋回安定性に寄与するデザインなので、今後もしばらくはこのデザインで機体制作を行う事になると思う。
◆エンジンデータ
※21.11.18 TH10後期型へのモデルチェンジに伴い、エンジンも改装しました。ペラ横倒し角を変更し、動力パーツの位置も微調整しています。
プロペラピッチは50°、横倒し80°→70°となっています。実際の機体重量を考慮した加速性能と、高速域で自壊しない信頼性を重視したセッティングです。
ピッチは好みですが、横倒しは本来40°くらいの方が高性能な回転速度帯のエンジンです。ただし横倒しが浅いと回転径が広がり、ペラが吹き飛びやすくなる為この値に設定しています。
TH10は開発初期はTHXという開発コードだった為、その名残でエンジン名にTHXを冠しています。
table:キーコンフィグ
エンジン出力切替 右Shift or テンキーEnter
全開モード・アイドリングモードを切替
(全開モード中は後方のタイマーが点灯します)
ブレーキ V ※押している間だけエンジンが停止
(エアブレーキと併せて用いる仕組みです)
※エンジンが前進する方向への回転を逆回転、エンジン停止方向への回転を正回転とし、トグルをオフにしています。
これにより、エンジン出力をタイマーやロジックゲートで切り替えつつ、同時入力時に正回転が優先される仕様を活用し、エアブレーキ時にはエンジンを止める設計です。