TH10 -Zenith-:全翼グライダー型高速戦闘機
https://gyazo.com/cf9031079bb491b8c731593d6df7f47d
TH09が長きに渡って改良が続けられ、既に空戦で十分戦えるスペックであった事や、自身の仕事関係で多忙になっていた事も重なり、 本機・TH10の完成までには約3ヶ月の間が開く事となった。
フレームのベースは09と同じく、横に長く厚みのあるペジテのガンシップ風の設計で、ラダーを翼端に配置しヨー旋回性能の向上も図っている。
カナードを排した流線型のフォルムや、機首に採用したセンサーによるランディングギアの自動格納など、
随所のこだわりポイントは概ね09と変わっていないが、本機には大きなアップグレード箇所が存在する。
https://gyazo.com/d1eb7d34e5d75a35d6689673c3dde1f5
それが、水面下で開発を進めていた新型エンジン・無動力基部連結型直列双発エンジンの正式採用である。
本機のエンジンは、09のエンジンの動力パーツを二つに分け、向かい合わせに配置して逆回転させる事で反トルクを相殺する直列双発エンジンである。
このような「2基のエンジンを逆回転させて反トルクを相殺する」タイプのポン付け双発や、単発でも特に高出力なものは、
基部にかかる負荷から発生する歪みなどが原因で、反トルクが完全には相殺・吸収しきれずに微妙に残ってしまう事がある。
こうした反トルクは、主翼にほんの少しロール角を設けて相殺したり、固定翼の数を増やして相対的に影響を減らすといった方法で対策するのが一般的であるが、
全速度域で対策することは出来ず、高速機が扱いにくくなる原因の一つとなっている。
https://gyazo.com/ac4678bbc461b9bf52b2b4a7766acb82
そこで、本機のエンジンは基部に無動力コグを使用し、それらを同一軸上に置いてブレースで繋ぐ事で、連動して自由回転するような構造にした。
この機構により、ポン付け双発特有のエネルギーロスの少なさから得られるパワーを発揮しつつ、
相殺しきれない微妙な反トルクは、連結した無動力コグの基部がゆっくりと回転する事で吸収してくれる。
この機構により、本機はプロペラエンジン特有の微妙に残る反トルクがほぼ全く発生しない為、
全速度域で安定した操舵が可能となり、09で主翼にひっそり設けていたロール角も削除する事が出来たのである。
更に、ヨー旋回時にエンジンペラにかかる左右非対称の空力による歪みも、基部がグイッと回って吸収してくれるため、
急旋回を行ってもエンジンにダメージを与えにくく、機首ブレも抑えることが出来る。
本機のエンジンはそれとは異なり、向かい合わせに配置する事でプロペラ同士の距離をできるだけ近づけて、空力特性が左右対称に近くなるような効果を狙っている。
(その分エンジン中央がプラプラしやすくなるが、それぞれのエンジンの出力自体はまだ小さいため影響はほぼない。)
https://gyazo.com/a3b65ab4a2dc441295276ec20fc016b2
▲無動力基部が微妙に残った反トルクを吸収する様子。少し見づらいが、一番手前と奥のコグが低速で左向きに回転している。
この新型エンジンに換装された事で、本機は09と比較して加速力・安定性を共に大きく向上させる事に成功し、
特に加速力は歴代機の中で最も強力で、全速度域において10G以上の加速度を確保し、停止状態から約3秒で音速に到達できる。
さらにエンジンが外付けではなく機体内部に一体化された事で、ほぼ誤差レベルであるが後方からの被弾に若干強くなった。
こうして完成したTH10は、自分の中で一つの完成形となっていたTH09の構造を継承しつつ、
最大の懸念点であったエンジンの不安定性(直付け二重反転であったためプロペラの回転速度が内・外で異なっていた)を解消することで、
多くの性能をさらに向上させる事ができた完全上位互換機となった。
現時点でtenchoの保有する戦闘機の最高戦力ではあるが、飛行部のイカれた性能を誇る格上の戦闘機たちがわんさか襲いかかってくるのも事実。
実戦データを収集しつつ、次の機体開発へと備えるほかないだろう。それよりもパイロットtencho**.iconの戦力増強の方が急務である。
https://gyazo.com/8074d11e8d225821e08de9518a6dd589 https://gyazo.com/ae766a6dc8d3324f252ce9f8575eeee5
カラーリングは左側がモノスフィアブルーマイカ(いつものtenchoカラー)
右側がデーモンスレイヤーグリーンチェック(鬼滅とふてさんのパクリ)の2色展開。
Zenith(ゼニス):「天頂」を意味する。今までで一番性能がいいので。あとtenchoだけに。
ちなみに、右側のコードネームはZenitsu(ゼンイツ)である。え?そっちは違うキャラなの?
◆機体データ
《修正履歴》
21.10.08 隠しコマンド(Bキー)が想定通りに作動していなかった不具合を修正。同時に、直列双発エンジンの無動力基部を連結するブレースを2本に変更。
21.10.13 機首のスキンをエンジンノズルスキンに変更。こっちの方がカッコいいね。
21.10.16 透明スキンでこっそり隠していたカナードを削除し、機首のペラ配置を見直して概ね同等の旋回性能を確保。同時に、トラッキングカメラの視点を変更。
21.11.18 TH10後期型を投入。エンジンをリニューアル、固定ラダーの謎加速化、コックピットのデザインを改装、機首のペラ配置をさらに見直してヨー操舵の癖を軽減、速度計リミッターの変更。その他いろいろ改修しました。
https://gyazo.com/581a14397c178800451f28b7d616ad12
table:キーコンフィグ
ピッチ ↑↓ or テンキー85
ロール ⇄ or テンキー46
ヨー ZX or テンキー79
エンジン出力切替 右Shift or テンキーEnter
全開モード・アイドリングモードを切替
(シミュ開始後はエンジン停止状態・初回のみ始動キーを兼ねています)
エンジン停止 右Ctrl
(エンジン出力モードに関わらず強制停止)
エアブレーキ V ※押している間エンジンも停止
機銃 C ※Bullet001A-V
HUD起動 左Shift
カメラ切替 F:アップライトカメラ
G or テンキー0:トラッキング・一人称
隠しコマンド B ※何かが起こります。
※ え?上キーを押すと機首が上がるんでしょ党所属者の機体です。ご注意ください。
※ tenchoはMacユーザーのため、Winだと操作しづらいかも。知らんけど
エンジンデータはこちら。
◆コメント・感想・バグ報告
は、Besiege日本コミュニティの紹介ページにて募集しております!
(TH11 -???-:??????に続く……?)