締切とスケジュール
合同誌制作において最も重要で、かつ最も破綻しやすいのがスケジュール管理です。適切な締切設定により、全体の進行をスムーズに進められます。
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基本的な考え方
即売会から逆算する
合わせる同人誌即売会の日程を起点として、全体のスケジュールを策定します (以下はあくまで一例)
1. 12月末のコミックマーケット合わせで出したい!
2. 12月初めには入稿(どんなに遅れても12月中旬)
3. 11月の後半に校正・組版しよう
4. 11月頭には原稿を提出してもらいたい
5. 執筆に3ヶ月かかるとして、8月には企画を発表して寄稿者を集めなければ……
余裕を持ったスケジューリング
どれだけ注意してもスケジュールの遅れは発生します
各段階で適切なバッファ期間を設けることが成功の鍵となります
個別事情を考慮したスケジューリング
学生の場合は長期休みや試験期間、会社員の場合は繁忙期など、同人活動が難しくなる(逆に時間を取れる)期間があるかもしれません
即売会までにそれらが予見される場合は、スケジュールの検討に組み込みましょう
段階別締切の設定
寄稿者向け締切
即売会に間に合うための締め切り(本当の締切)から1~2週間(理想的には1ヵ月)前倒しで設定します
期限があっても全員が間に合うことは稀です。学業や仕事の片手間でやっているならなおさらです
提出遅れが出ても進行に影響がないようにしておきましょう
本当の締め切りは寄稿者に絶対知られないようにしてください。存在することさえ言ってはいけません
締め切りに余裕があることを知った寄稿者は、遅れに対する罪悪感を感じなくなりさらに遅れる傾向があります
遅れの場合の基準を定めておく
遅れて提出された場合、それを待つと校閲や組版といった後工程が遅れる可能性があります
原稿が遅れて本が出ない!といった最悪の事態を防げるよう、遅れた場合の基準を定めましょう
例:締切から遅れた場合は掲載されない場合がある
例:締切から〇日を超えて遅れた場合、特段の事情がない限り掲載をお断りする
文章量と校閲者の人数に応じて十分な期間を確保
専門的な内容の場合、査読に時間(追加で1ヶ月など)がかかることも考慮
組版・装丁期間
ページ数と使用するソフトウェアに依存
初回制作の場合はソフトウェアに慣れていないことを考慮し、2~3週間くらいを見込んでおきましょう
印刷期間
早期入稿による料金割引が活用できれば、予算にもプラスです
スケジュール調整のコツ
寄稿者への事前ヒアリング
募集時に「忙しくなりそうな時期」を簡単に聞いておく
締切設定の参考にできます
複数の予備日程の用意
当初の予定が困難になった場合の代替案を準備
例:「理想的には○月○日、遅くとも○月○日」のような設定
可視化
決めたスケジュールを関係者全員が頭に入れておくため、分かりやすく可視化しましょう
Discordに告知専用のチャンネルを作って箇条書きしておく、ガントチャートを作って画像として貼っておくなど