広報
基本的にどんな同人誌も面白いです。それがたくさんの人に手に取ってもらえない最も大きな理由は、「その本の存在を知らなかった」だと思っています。
実際に、自分でイベント会場に向かうと知らない面白そうな同人誌に出会えてしまいます。これは楽しいことではありますが、一方見方を変えれば、存在を知らないから事前に買うものリストに入らなかった本があるということです。このパターンだったらまだいいのですが、そのまま気付かないでイベントが終わってしまい、イベント後に「そんな面白そうな本あったの!?」と知ることもままあります。
もっと多くの人に手に取ってもらい、感想などのフィードバックをもらったり、自信につなげる。そのために同人活動をやる人全員に(特に合同誌の主催とかね!)、より広報に力を入れてもらえたらなと思います。あと単純に自分が面白そうな本の存在に気付かずに買い損ねたくないというのもあります。なのでよろしくお願いします。
(篠澤広に物理学を解説してもらう合同のページより)
Twitter (X)
ハッシュタグ
ゆるい共通ハッシュタグとして「#評論情報系同人誌告知」「#情報評論系同人誌告知」が存在する。たぶん前者の方が一般的。(表記揺れ……)
評論・情報系の同人誌を追ってる熱意ある読者の目に触れやすくなるので、タグを付けて損はない。
同人誌即売会に合わせて宣伝する場合、そのイベントのハッシュタグを付けるのも有効。「C103新刊」とか
SNSマーケティング的手法
Xではアルゴリズムによって投稿がおすすめされたり、個人のリツイートによって目に触れやすくなったりする。
どういった投稿が有利かどうかは変化しうるものの、一般的には初速(投稿から時間がたっていない間にどれだけ拡散されるか)が重要とされている。この初速を稼ぐため、ゴールデンタイムと呼ばれる利用者が多い時間帯に投稿を合わせることがよく行われる。
また、表紙や紙面のサンプルを使って何かしら画像を入れよう。SNSには日々大量の投稿があふれており、視覚に訴えなければ埋もれてしまう可能性が高い。
こうしたテクは下のページに詳しい。とはいえ、SNSマーケティングはプロ級の人でも苦心するほど難しい。趣味でやっている以上、これを気にしすぎて投稿できないくらいならさっさと宣伝を始めた方がいいともいえる。
野良電通のメソッド|井上のきあ
告知ツイートのピン止め、名前に次の即売会のスペースを明記、なども効果的。
リツイート
「こんなに何回もツイート/リツイートするのも気が引ける……」という感覚があるかもしれないが、フォロワーは意外とあなたのツイートを見逃している。(Xにスパムと認識されない程度に)たくさんツイート・リツイートした方がよい。「○○さんそんな本出してたの? 知ってたら絶対買ったのに……」なんて悲劇を避けるためにも。
知人・サークルを通じた口コミ
ある趣味の同人誌を作ったとして、同じ趣味を持つ友人がいるならば、彼らに宣伝しない手はないだろう。
DiscordやLINEなどクローズドな連絡網を持っていれば、告知ツイートなどを貼り付けて積極的にアピールしよう。
合同誌の場合は複数の寄稿者がいるので、寄稿者たちにも口コミでの宣伝をお願いすれば意外と広まる範囲は大きい。
イベントカタログ・Webカタログ
即売会の一般参加者がサークルチェックする際、イベントのカタログは最も整理された情報源となる。カタログに掲載される情報(サークル名やサークルカット)から、どのようなサークル・同人誌なのか分かるように情報を作成しよう。
Comike Web Catalogや技術書典オンラインマーケットなど、Webカタログを提供する即売会であれば申し込み後にも細かい情報のアップデートが可能。おしながき画像を掲載する、本のサンプル画像を増やす、説明分野目次を掲載するなど、情報をたくさん掲載すれば注目度向上につながることだろう。
ジンフォ
https://dojinfo.com/
https://dojinfo.com/about1.svg ジンフォとは | ジンフォより
ジンフォとは、「情報系同人誌」のための情報プラットフォームであり、特定のSNS等に依存しない宣伝・情報収集・保存を目的としている。
2025年1月時点では公開されて間もない段階であるものの、サークル情報や同人誌情報などの登録が可能。
イベントを横断したWebカタログのような使い方ができる。
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