超時空体
概要
知性には、限界があると言う。それは、知性体自身の限界である。知性の発露における物質の制限は、その世界における制限であり、知性もまたその影響を受ける。 真の知性たる超時空体が、その物質的な存在を超えて獲得した知性を、再び物質世界へと放射するのは奇妙だと思えるかもしれない。しかし、知性とは光であり、物質とは、投影された知性の影として、世界に存在するのである。 光あるところに影あり、物質とは世界に刻まれた真の知性の影なのである。
物質を物質たらしめているのは、その物質に与えられた性質によるものである。その性質は、真の知性より与えられた情報であり、その知性の性質により物質は活動する。その活動の仕組みは様々だが、あらゆる活動は知性に裏付けられた情報により行われている。
活動といえども、常に動いているわけではない。路傍の石ころを動かずにいるからといって、活動していないとは言えないのである。何故なら、そこに存在しているということが、知性により与えられた性質であり、その物質を包含する世界の性質に従って世界に存在しているからである。
どんな物質も、単独では存在し得ない。
あらゆる物質、あらゆる性質、あらゆる情報、あらゆる知性は全て関係を持つからである。物質は、真の知性である超時空体と関係を持ち、超時空体もまた、世界と関係づけられる。その世界も、ほかの世界と関係を持つ。
そのようにして構成された世界は、知性の発露としての活動の場となるのである。
この世界における知性体は、その知性を超時空体より与えられた存在である。その知性は魂と呼ばれている。さらに超時空体との関係を強く持つ魂は、熱い魂と呼ばれ世界に干渉する性質を持つ。熱い魂は、その活動により世界を構成するエネルギーを生み出し、世界の存在を変えていく。希望とも絶望ともよばれ、世界の活動のエネルギーであり、世界を構成する情報を伝えていくネットワークでもある。 熱い魂の生み出すエネルギーと情報の変化により表現されたものが物質世界であり、真の知性たる超時空体の持つ知性の発露でもある。