小惑星の探索に新たな手法
TDLimg.icon 1802年のピアッツィによって、火星と木星の間の軌道を巡る最初の小惑星が発見されて1世紀がたとうといしているが、今日まで数多くの小惑星が発見されている。しかし、これらはすべて肉眼での発見によるものである。これでは、一つの小惑星を発見するのに多くの労力を必要とし、確認も困難なものがある。
そんな小惑星発見の努力が、多少は減るかも知れない方法が独逸の天文学者フランツ・ヴォルフによって考案された。
小惑星は、惑星であるから恒星に対して動いているように見える。望遠鏡にカメラをとりつけ、地球の自転に合わせて回転するように撮影すれば恒星は円を描くように動くのに対して小惑星は、恒星に対して移動するので横に移動するように写る。これを導引機械により観測・計算すれば、軌道までわかるという。 この方法は小惑星だけでなく、現在知られていない海王星の外側の惑星に対しても有効だろうとヴォルフは語った。
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