ジェフリー教授によるマンモス発掘調査計画を発表
教授によれば、露西亜科学アカデミーとの協議の結果、レナ川流域において西ヴィクトリア大学ジェフリー教授らによる単独調査となる。調査費用なども西ヴィクトリア大学が負担するとのこと。予算は2万ポンドを超えるという。
この地域は、かつて露西亜科学アカデミーのヤクーツク支部が徹底的な調査を行った地点でもあり、露西亜軍によるシベリア鉄道敷設の予備調査を兼ねた調査では何も発見されていない。その様なことから、ジェフリー教授の調査も無駄足に終わるのではないかと危惧されるが、周辺地域の住民の聞き取り調査などから、古生物の冷凍化石などの発見が期待できるとジェフリー教授はみている。
また、この発掘調査には教授の後援者でもあるパワーズ男爵が資金援助を行うとのこと。パワーズ男爵は、カナダでの地質調査でも資金を投じるなど、学術面での貢献は高い。 調査期間は1891年6月から8月までの3ヶ月。北極海が凍結する前に調査を終える予定だ。
調査団は予備調査のため来年の1891年5月初めにはヤクーツクに入る予定。
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