鎮魂師
概要
魂を鎮める者。
超時空体と世界を結び付けている魂(熱い魂)が何らかの理由でその力を失うことがある。絶望と呼ばれる現象もそのうちの一つだが、魂(熱い魂)そのものが変質することがある。 そもそも魂(熱い魂)とは、ユニバースにおける超時空体の性質が、その世界において変質した結果である。
それゆえに、魂(熱い魂)のもつ変質性がその世界において異質な変化を起こすことにより、その世界における異質な存在となることがある。
本来、鎮魂とは、世界にたいして超時空体が魂を付与することであり、超時空体のみが行うことである。
超時空体と同じように、世界に対して超時空体の性質を付与することが出来るのが、鎮魂師である。
では、超時空体によって、性質を与えられた世界においてはどうであろうか。
変質した魂を正常な状態に戻すことが、鎮魂とよばれる行為である。
絶望と違う点は、絶望は超時空体との関係を表す点において正常な働きであるということである。
絶望は希望とともに、超時空体と世界を結びつけ、世界におけるエネルギーを生み出す。これ自体は魂(熱い魂)の持つ本来の性質である。
魂の譲渡・埋め込みは、熱い魂を持つ者の基本的な能力であるが、それは正常な魂に限られている。
熱い魂を持つ者でも、魂の性質を変えることはできないからだ。
それは、超時空体の持つ性質を変えることと同じだからだ。
熱い魂をもつ者の中に、超時空体と同じ力を持つものがいるという。それが、鎮魂師である。
鎮魂師は、超時空体から直接に熱い魂の性質を引き出すことができる。
魂の譲渡・熱い魂を込めるというのは、自らの熱い魂を使用するだけでしかない。
超時空体から直接に性質を引き出すことができるということは、魂のもつ性質を自由に引き出せるということでもある。
変質した魂を正常な状態に戻すということは、魂のもつ本来の性質を再び呼び込むことでもある。