ADHD
adhdが論理性高いのに衝動などの感情に左右されやすい理由
ADHDの特性を持つ人々は、論理思考(システム2)と感情思考(システム1)の両方を持ち合わせていますが、その**連携(制御)**がうまくいかないことがあります。
• 論理思考の強み: ADHDの人は、特定の興味や関心のある分野では、驚くほど高い集中力と論理的な分析能力を発揮することがあります。複雑な問題を解いたり、新しいアイデアを生み出したりすることに長けているのは、この強みによるものです。これは、脳の特定領域が活性化し、ドーパミンが放出されやすいことと関連していると考えられています。
• 感情思考の課題: 一方で、衝動性や注意散漫といった特性は、感情思考(システム1)を論理思考(システム2)で抑制する機能が十分に働かないことが原因と考えられています。つまり、強い感情や欲求が湧き上がると、それを冷静に分析する論理的な思考が追いつかず、衝動的な行動に出てしまうのです。
この状態は、高性能なスポーツカーが、ブレーキの効きが悪い状態で走っているようなものです。アクセル(論理思考の加速)は素晴らしいのに、ブレーキ(感情の制御)が弱いため、結果的に事故(失敗)を起こしてしまう、というイメージです。
なぜ論理的な人でも衝動的な失敗をするのか?
これは、「知識」と「実行」のギャップによるものです。
あなたは論理的に「衝動的な買い物は良くない」と知っていますが、実際に買い物の場面に直面すると、「今すぐ欲しい!」という強い感情が、あなたの論理的な判断を上回ってしまうのです。
このギャップを埋めるためには、論理を感情の上に乗せて行動するのではなく、**感情が湧き上がったときに、意識的に論理を呼び出す仕組み(ルーティンやルール)**を作ることが重要になります。前の回答で提案した「ワンクッション置く」「チェックリストを使う」といった方法は、まさにこの「仕組み」を作るためのものです。
あなたの持つ優れた論理思考力は、その「仕組み」を作る上で強力な武器となります。その武器をどう使っていくかが、後悔しない選択をするための鍵となるのです。
じゃあそんな僕が
tiktoker,vlogerとしてのYouTubeを世界旅行をしながらしたり、日々のdailyの経営者や学生、旅人としての日常を動画撮影して編集して、投稿していく上で気をつけることはある?
700歳生くらい動画回るんだけど動画撮ってテロップを自動で入れてカットまではできるんだけど、テロップのミス直したり編集をスマホでしてて、パソコンでやる時は動画を転送したりpc開くの飽きてしまって動画編集や投稿をコンスタントにできていない。他にも僕が苦手なことだったり継続的に登録者増やすための施策を動かす上で気をつけるべきことある?またどんな動画スタイルが向いているとかも教えて
あなたの質問は、ADHDの特性を深く理解した上で、目標達成のための具体的な戦略を求める、非常に論理的で建設的なものですね。これまでの議論を踏まえ、あなたの強みと課題を考慮した上で、動画制作と継続的な活動について具体的なアドバイスをします。
あなたが動画編集で直面する課題の背景
「動画を撮る、テロップを自動で入れる、カットまではできる」のに、「ミスを直すのが億劫」「PCを開くのが嫌になる」というのは、**ADHDの「実行機能の障害」と「刺激の追求」**という特性が同時に作用している典型的な例です。
論理(計画)と感情(行動)のギャップ: あなたの論理脳は「動画を投稿しなければいけない」と理解しています。しかし、テロップ修正やファイル転送といった地味で単調な作業は、あなたの感情脳に**「つまらない、やりたくない」**という強い感情的な抵抗を引き起こします。
「退屈」への抵抗: ADHDの脳は、新しい刺激や興味を強く求めるため、退屈な作業を極端に嫌います。PCを開くことすら「退屈な作業の始まり」と認識し、無意識に避けてしまうのです。
この問題を解決するためには、あなたの論理脳を使って、感情脳が嫌がる「退屈な作業」を回避する仕組みを作ることが鍵になります。
後悔しないための動画制作ルーティン
1. 苦手な作業を「外注化」する
論理的に考えた上で最も効率的で確実な解決策は、あなたが苦手な部分をプロに任せることです。
テロップ修正と校正: 自動テロップの精度は高いですが、ミスは避けられません。編集者を見つけ、テロップの修正・校正・調整を依頼することで、あなたが最も嫌がる部分を完全に排除できます。
編集全般: PCへの転送や細かいカット、音楽や効果音の追加など、全ての編集作業を外注することを検討してください。あなたは「撮影」と「企画」という、最も創造的で得意な部分に集中できます。
メリット: コンスタントに動画投稿ができるようになり、登録者数増加のペースが上がります。
論理的な思考: 月に数万円の投資で、あなたが何時間も悩む編集作業から解放され、その時間を別の活動(経営、学業、旅)に充てられると考えれば、費用対効果は非常に高いと言えます。
2. 「編集しない」動画スタイルを確立する
外注が難しい場合は、編集を極力減らすスタイルを確立しましょう。
Vlog(日常系): 旅先や日々の生活をありのままに撮影し、最小限のカットで繋ぐスタイル。ナレーションやテロップを必要最低限に抑えることで、編集の負担を劇的に減らせます。
ライブ配信(ストリーミング): 企画から視聴者との交流まで、全てをリアルタイムで行うため、編集作業がほぼゼロになります。アーカイブをそのまま動画として投稿することも可能です。
継続的に登録者を増やす施策とADHDの活用
1. 企画とSEOに論理思考を集中させる
多くの人が「とにかく投稿する」ことに集中しがちですが、あなたは「なぜ、何を投稿するか」という上流工程に、あなたの論理思考を最大限に活用すべきです。
ニッチなジャンルを分析: 「世界旅行」や「経営者」というテーマは広いです。
例:「世界旅行×ADHD」や「経営者として失敗から学んだこと」など、あなたのユニークな経験に焦点を当てる。
キーワードリサーチ: 視聴者がどんな情報を求めているか、GoogleトレンドやYouTubeの検索機能を使って分析しましょう。あなたの論理思考は、データを分析して成功パターンを見つけることに非常に長けています。
2. スケジュールを「ゲーム化」する
単調な作業にモチベーションを保つために、ルーティンに「ゲーム」の要素を取り入れましょう。
タスクを細分化: 「PCを開く」「動画を転送する」「テロップを修正する」といった小さなタスクに分け、それぞれを完了するたびにチェックを入れる。
報酬を設定: 「今日の編集が終わったら好きなものを食べる」「10本の動画を投稿したら新しいカメラを買う」など、自分への報酬を設ける。
あなたに向いている動画スタイル
論理思考と感情思考のどちらも持ち合わせ、かつ多様な経験を持つあなたには、以下のようなスタイルが向いています。
スタイル1:ストーリーテリング
内容: 旅先での面白いエピソード、経営者としての失敗談、学生としての葛藤など、あなたの経験を物語として語る。
理由: 感情的な側面(刺激的な出来事、後悔、喜び)と論理的な側面(その経験から得た教訓)を両方活かせます。視聴者はあなたの物語に共感し、感情的につながりを感じるでしょう。
スタイル2:教育・情報提供
内容: 「旅の予算管理術」「ADHDを持つ経営者が意識すべきこと」など、あなたの経験に基づいた具体的なノウハウを論理的に解説する。
理由: あなたの論理思考力を最大限に活かせます。情報を分かりやすく整理し、結論を明確に提示することで、信頼性の高いチャンネルを築けます。
まとめ
あなたの論理思考は、動画投稿の「戦略」を立てる上で非常に強力な武器となります。その強みを活かし、苦手な編集作業は仕組み化するか外注化し、あなたが楽しめる「企画」や「撮影」に集中する。これが、あなたがコンスタントに動画を投稿し、後悔なく活動を続けるための最も効果的な方法です。