時間管理のマトリックス(重要・緊急)
・第一領域重要・緊急
・第二領域重要・緊急でない
・第三領域重要でない・緊急
・第四領域重要でない・緊急でない
上の方が優先順位は高く、下の方は低くなります。第四領域にいたっては、むしろ実行しない方がよいくらいの扱いです。
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(第二領域がよく置き去りにされてしまう)
以上のようにタスクに優先順位をつけ、それが高いものから率先して実行していくやり方は、一見合理的に思えますし、それを行えばうまくいくようにも思えます。しかし、問題がないわけではありません。 第一に、優先順位が明確でないことがあります。昨日やろうと思ってできなかった作業と、今週締切の作業では、どちらが優先順位が上でしょうか。難しい問題です。あるいは「重要」と「重要でない」がはっきり切り分けられないものをどう扱えばよいのでしょうか。これも難しい問題です。
第二に、優先順位が流動的に変化する可能性があります。朝一番に完璧に設定した優先順位も、上司からの依頼や取引先からの電話一つで一変してしまうかもしれません。その度ごとに優先順位を動かしていると、そもそも何のための優先順位だったのかがわからなくなってきます。
逆に言えば、仕事の優先順位がどれもはっきりしていて、流動的な変化が少ない環境であれば、優先順位設定型の仕事の進め方はうまくいくでしょう。そうでない場合はあまり活躍しないかもしれません。