タスクリストとTodoリスト
〈タスクリスト〉は、タスクを一列に並べたものです。タスクとは、「実際に取れる行動」でしたから、実際に取れる行動が並んでいるリストが、タスクリストです。対して、〈Todoリスト〉は、「やるべきこと」が並んでいます。達成すべき状態が並んでいるのがTodoリストです。 この二つのリストはよく似ていますし、ときにまったく同じ項目が記載されることもありますが、厳密には違うリストです。タスクリストにはタスクのみが記載されますが、Todoリストにはタスクだけでなくプロジェクトも記載されます。少なくとも、そういう可能性があります。 ・「課長に挨拶する」
・「企画書を完成させる」
・「取引先にメールを返信する」
以上すべてが「やるべきこと」であったとしても、行動に関する粒度は違います。「課長に挨拶する」は一回の行動で済みますが、「取引先にメールを返信する」には複数の行動が含まれるかもしれません。「企画書の完成」に至っては、そのときの進捗状況によって行動の数が変わってきます。
Todoリストは、やるべきことを思い出すのに便利ですが、Todoリストだけでは、「じゃあ、今から何をすればいいんだっけ?」と悩むこともあります。タスク管理の基本単位はタスクなのですから、Todoリストを作る場合でも、できるだけタスクを書き込むようにするとよいでしょう。
ちなみに、タスクもTodoも時間と共に増えていくのが常なので、そのままそれらを並べていけば、必然的にそのリストはオープンリストになります。 玄武.iconやることのリストとやるべきことのリストとで、後者をコミットメントしたものだけの要素とする分け方が、どこの出典だったか記憶が曖昧です。