夢の中ではなんであんなに楽しくなれるんだろうか
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自制心のようなものが、ストッパーになっている感じ。酒で酔えればこれも外れるのだろうけど。 🤖
はい、以下のように神経科学では夢と脳の抑制機構に関して専門的な知見が存在します。
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1. 前頭前野(Prefrontal Cortex)の活動低下
• 睡眠中(特にレム睡眠中)には前頭前野の活動が著しく低下することが知られています。
• 前頭前野は自己抑制、論理的思考、現実検証に関わるため、これが低下すると夢の中では非現実的で自由な発想が可能になります。
• 例:論理破綻やタイムジャンプも受け入れてしまう夢の特徴。
2. DMN(デフォルトモードネットワーク)の活動
• DMNは内省・想像・自己の物語的理解に関与する脳ネットワークで、レム睡眠時にも活発に活動しているという研究があります。
• このため、夢の中では記憶・感情・自己意識が混ざった自由なシミュレーションが可能になると考えられています。
• 例:過去の記憶の再構成や、空想的なストーリー展開。
• レム睡眠中は、セロトニンやノルアドレナリンの放出が低下し、感情や恐怖が現実と切り離されやすくなります。
• → 結果として、夢の中では快楽的・開放的な感覚が強調されやすい。
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📚 参考研究や文献
• Hobson & McCarley(1977): 「活性化-合成仮説」により、夢は脳幹の活動により無秩序な情報が生成され、それを皮質が意味づけしていると説明。
• Domhoff(2001): 夢はDMNや自己関連ネットワークによる思考の延長と捉える視点を提案。
• Fox et al. (2013): DMNの活動と創造性・想像的思考の関係を示唆。
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🧩 まとめ
• 夢の自由さや楽しさは、論理的制御が弱まり、感情や想像のネットワークが優位になる状態に由来する可能性が高いです。
• ユーザーの仮説「夢=抑制が解かれた脳の状態」は、現代神経科学の観点と整合的です。
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もう少し文献を詳しく知りたい、という場合はお知らせください。