適切な言葉を知らないと検索できない
はっきりいって、「xhtml midi マークアップ」といったキーワードで検索して出てきたウェブページを見る人と、「タグ 書き方 音楽ファイル」で出てきたページを見る人とは、一生交わらない可能性がある。ハイパーリンクをたどって知的探訪を行う場である、というのが初期のウェブが持っていた幻想であるわけだが、今現在「ホームページ 音楽を付けたい」といったキーワードで検索する人は、多分「マークアップ」という用語までたどり着くことはないと思う。そして、マークアップというキーワードを理解しない限り、xhtml 近辺のことは何も分からない。
この違いは、何も別に高尚なわけではなくて、普通の人が単に技術的に適切な言葉や概念を知らないだけというところにある。たったそれだけのことで、専門家とそれ以外とがものすごく乖離してしまうという、よくある問題でもある。だけど、ウェブのおかげで、普通の人が専門家に近づくべきチャンスとでもいうようなものが、逆説的に減ってきてしまってるかもしれない。
scrapboxでもこの問題は起こりうる
例えば上記の記事で言えば、「midi」の解説ページに「音楽ファイル」というリンクが貼られていればたどり着ける
そこから「midiでタグを書く」みたいなページにとべばいい
更にページ内にある「xhtml」のリンクから専門用語の解説も得られる
ていうかこれは「タグ 書き方 音楽ファイル」「ホームページ 音楽を付けたい」みたいなワードで引っかかるページに、「xhtml」や「マークアップ」などの専門用語を散らしておけば解決するのでは?
何もscrapboxを持ち出すまでもない
検索格差の下にいる人は、そういう能力がない人のことか?