ラベル
signifiéとほぼ同義で使っているtakker.icon
理論上、議論で使うラベルは何でもいい
議論のことを「メロンパン」と定義したっていい
重要なのは分節をきっちりすることである
区別さえできればどうとでもなる
実際には、ラベルから受ける印象を無視するわけには行かない
例えばMarkdownのことを「規格の定まらない軽量マークアップ言語」と定義したとする
この定義は意味の定義ではなく、この文字列をMarkdownという概念・対象を指し示すのに使うラベル・IDとして採用したという形式的な定義
markdownについて何も知らない人がこのラベルを見たら、「markdownはデメリットがある良くない言語」だと無意識に思ってしまうだろう
また、分かりづらいラベルや紛らわしいラベルも議論に支障を来す場合がある
例えばメロンパンに「3ef3a7」というラベルを付けたら、議論がかなり困難になる
「3ef3a7」という文字列を覚えられない
「3ef3a7」からメロンパンの意味を全く連想できない
クリームパンに「メロンパン」というラベルをつけるのも大混乱を招くだろう
ある集団の構成員(e.g. 日本語話者)の殆どが用いている定義から大きく乖離する
ちなみに単語CのSignifiantが集団によって異なる事例は現実にある
サンライズとメロンパンとか
関東と関西でメロンパンのSignifiantが異なる
「餃子」とか「大丈夫」とかもそのパターンだな
中国語と日本語で意味が違う
「バイク」と「bike」もそう
/june29/人と行為の固定化は分断のリスクをはらんでいる#5f0db6e5d205a70000989c9d
References
やる夫で学ぶ議論の仕方
メロンパンの例えはここから拝借した
#2023-09-05 21:39:53
#2023-06-26 11:30:08
#2022-07-03 09:59:59
#2021-09-27 12:55:59