『鉄筋コンクリートの材料と施工』
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大学や高専(土木工学系)のコンクリート工学、材料実験、施工などのテキスト。コンクリートの性質、鉄筋コンクリート構造物の施工、維持管理の基礎などについて解説する。巻末に土木材料実験の手引きも収録。
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内容は高等向け
初学者はここから抜粋して学べば良い
目次
1. 1 社会とコンクリート
社会基盤整備の概要
社会基盤整備におけるコンクリート
コンクリートとは
1. 2 建設プロジェクトとコンクリート
1. 3 性能規定と仕様規定
1. 4 環境負荷と環境貢献
コンクリート構造物の環境性
環境負荷の評価方法
セメント製造
コンクリート製造
コンクリート構造物の解体
コンクリート構造物の長寿命化
コンクリート構造物の環境便益
2. 1 概説
ポルトランドセメントの製造
セメントの製造方法
セメント製造における環境負荷低減
セメント製造に利用される材料
フライアッシュ
シリカフューム
石こう
ポルトランドセメントの組成と物理的性質
ポルトランドセメントの化学成分と化学組成
セメントの物理的性質
密度
粉末度
凝結
安定性
強さ
水和熱
色
ポルトランドセメントの水和反応
各鉱物の水和反応
水和速度と強度発現
水和反応に伴う空隙構造の形成
水和反応に影響を与える要因
温度の影響
湿度の影響
column: 水和物(特にCH, CO2)の定量 TG-DTA column: セメント、粉体、水和物の観察 SEM 2. 3 セメントの種類と材料選定
ポルトランドセメント
その他のセメント
国際的なセメントの種類
欧州
米国
骨材の役割と求められる性質
骨材を大量に使用する意味
発熱への影響
収縮への影響
コストへの影響
フレッシュ時の役割
硬化時の役割
骨材の種類
粒径の区分け
骨材種類の区分け
軽量骨材
各種スラグ系骨材
細骨材と粗骨材
細骨材
粗骨材
骨材の物理的性状
骨材の含水状態
密度
単位容積重量、実積率
粒度と最大寸法
骨材の形状
骨材の品質とその改善
骨材の化学的性状
不純物・有害物・有害鉱物
骨材の反応性試験方法
コンクリート・コンクリートコアによる試験
混和材
混和剤
高性能減水剤/高性能AE減水剤
その他
要求性能を実現するための混和材利用
2. 6 水
第3章 コンクリートの性質
3. 2 コンクリートに要求される基本的品質
均質性
作業性
強度
耐久性
水密性
ひび割れ抵抗性
ワーカビリティー
コンシステンシー
プラスティシティー
フィニッシャビリティー
ポンバピリティー
レオロジーモデル
弾性体
粘性体
塑性体
ビンガムモデル
フレッシュコンクリートの流動性状の定量化
良好なワーカビリティーの確保
充てん性
ポンプ圧送性
凝結特性
3. 4 硬化したコンクリートの力学的特性
各種強度
圧縮強度
引張強度
曲げ強度
付着強度
疲労強度
変形特性
クリープとリラクゼーション
強度に影響を与える要因
骨密強度の影響
水セメント比の影響
骨材との付着強度の影響
材齢と周囲環境の影響
試験方法の影響
3. 5 コンクリート中の空隙
column: 硬化体中の空隙分布の測定 水銀圧入法 3. 6 コンクリートの水密性
ひび割れ発生の各種原因
体積変化に起因するひび割れ
温度変化による体積変化
ひび割れの取り扱い
初期ひび割れに対する照査
許容ひび割れ幅
第4章 鉄筋コンクリート構造物の施工
4. 1 施工計画書の作成
コンクリートの製造
レディーミクストコンクリート工場の選定
レディーミクストコンクリートの発注
設計基準強度をもとにしたレディーミクストコンクリートの発注
水セメント比をもとにしたレディーミクストコンクリートの発注
コンクリートの試し練り
コンクリートの品質管理
変動係数
ヒストグラム
4. 3 コンクリートの受入れ検査
運搬時間の限度
品質検査
強度
スランプまたはスランプフロー
空気量
塩化物含有量
単位水量の検査
4. 4 型枠・支保工の設計と施工
鉛直方向荷重
水平方向荷重
コンクリートの側圧
4. 5 鉄筋の加工と組立て
加工と組立て時の留意点
かぶり
あき
継手
構造的安全性
物質の遮蔽性
高圧洗浄水による処理方法
チッピング処理による方法
敷きモルタルの打込みによる一体性の向上
硬化後のチッピング処理
止水板などによる防水工
シュートの運搬
バケットによる運搬
配合上の留意点
ポンプ機種選定の留意点
施工上の留意点
4. 8 コンクリートの打込み、締固めおよび仕上げ
コンクリートの打込みと締固め
かぶり部分の締固め・スページング
コンクリートの仕上げ
4. 9 養生および型枠・支保工の取り外し
脱養生
湿潤養生
保温養生、給熱養生
湿潤養生期間
外力に対する養生
型枠・支保工の取り外し
材料・配合の対策
製造・運搬・打込みの対策
養生の対策
保温養生 (断熱養生)
給熱養生
材料・配合の対策
製造・運搬・打込みの対策
養生の対策
作業環境の改善
コンクリート打込み温度の低下
温度上昇度の低減
ケミカルプレストレスの導入
内外温度差の低減
外部拘束の緩和
補強材の配置
ひび割れ誘発目地の設置
4. 13 構造物の品質検査および出来形検査
施工の各段階における検査
構造物の検査
表面状態の検査
部材の位置、形状・寸法の検査
構造体コンクリートの検査
鉄筋位置、かぶりの検査
部材または構造物の載荷試験
column: 非破壊による圧縮強度の推定方法
4. 14 施工記録
第5章 劣化機構と耐久性照査
5. 1 耐久性とは
鋼材腐食の概要
平衡状態の鋼材腐食
鋼材腐食速度
5. 3 コンクリート中の鋼材腐食と耐久性照査
コンクリート中の鋼材腐食の基礎
中性化に伴う鋼材腐食
中性化機構の基礎
中性化に伴う鋼材腐食
中性化に伴う鋼材腐食に対する照査
column: 鋼材腐食の測定
column: 物質移動特性の非破壊的計測
塩化物イオンの供給
塩化物イオンの侵入機構の基礎
ひび割れの影響
塩化物イオンの侵入に伴う鋼材腐食
固定塩化物を考慮した塩化物イオンの侵入
塩化物の拡散係数の求め方と中性化の影響
塩害に対する照査
column: 塩化物イオン量の測定
凍害機構の基礎
凍害に及ぼす影響
耐凍害性を有するコンクリートの確認
凍害に対する照査
5. 5 化学的侵食
化学的侵食に対する照査
6. 1 配合設計の位置づけ
6. 2 配合設計の方法
配合設計の考え方と手順
目標性能の設定
配合条件の設定
粗骨材最大寸法の設定
スランプ
配合強度
水セメント比
空気量
暫定の配合
単位水量
単位セメント(粉体)量
細骨材率
暫定の配合の決定
計画配合の決定
第7章 要求性能を満たす様々なコンクリート
7. 1 概説
7. 2 使用材料が特殊なコンクリート
鋼繊維
炭素繊維
ガラス繊維
アラミド繊維
ビニロン遷移
7. 3 要求性能が特殊なコンクリート
膨張コンクリート
収縮低減コンクリート
7. 4 施工方法が特殊なコンクリート
第8章 維持管理の基礎
8. 2 コンクリート構造物の維持管理とは
合理的な維持管理計画に向けて
管理体制の重要性
設計と維持管理の関係
8. 3 維持管理の方法
維持管理の流れ
維持管理計画
診断
初期の診断
定期の診断
臨時の診断
劣化機構の推定
診断で活用する各種試験方法
対策
補修工法の基礎
補強工法の基礎
記録
付録 土木材料実験の手引き
試験の目的と用語の定義
実験要領
試験の目的
実験要領
骨材のふるい分け試験
細骨材の密度および吸水率試験
粗骨材の密度および吸水率試験
細骨材の表面水率試験
骨材の含水率試験および含水率に基づく表面水率の試験
骨材の単位容積質量および実積率試験
スランプ試験
フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験
コンクリートの圧縮強度試験
コンクリートの曲げ強度試験
索引
著者紹介
自分用scrapbox書籍
material and building of reinforced concreteの頭字語