フッサールの現象学はキルケゴールの実存主義との対比でみるとわかりやすい
from 『90分で分かるサルトル』
フッサールの現象学はキルケゴールの実存主義との対比でみるとわかりやすい
フッサールは合理主義的な立場を信頼していた。
むしろ、合理主義と経験主義の統合を計ろうとしていた。
合理主義はデカルトなど
経験主義はヒューム
この合理主義と経験主義をどう統合したかと言うと、「概念や体形で捉える前の目の前の現象について考え分析するしかない」という発想。
例えば、赤いリンゴを見ると「赤い」「リンゴ」「食べられるか」など出てくるが、これらはすでにある色や形や果物の分類という体系で捉えている。
でもそれを素通りするのではなく、じゃあその色や形の概念が立ち上がってくるところにはどんなことがおきているのか考えていきましょう
というのがフッサールの考えたこと。