FOR文
説明:C言語の FOR 文は「条件を満たしている間に所定の処理を繰り返す」のに対し、Python の FOR 文はイテラブルが返すデータ列を用いて処理を行う。このような処理を行う命令は一般に FOREACH文として知られている。 書式:
for 【変数】in 【イテラブル】:
【処理】
FOR文を制御するイテラブルオブジェクトとしてリストを利用した例。
code:for11.py
sum = 0
print(i)
sum += i
print('総和:', sum)
リストが有する要素が先頭から順に取り出され、それが変数「i」に代入されていることが確認できる。
上のやりかたの場合、例えば1から1,000,000までの総和を求めるには、長大なリストが必要になり非効率である。そこで、ループの制御にはrangeオブジェクトが利用される。 code:for12.py
sum = 0
for i in range(6):
print(i, end=' ')
sum += i
print('\n総和:', sum)
code:(抜粋)for12.py
for i in range(1, 6):
break文を用いてFORループを抜けることができる。
code:for13.py
x = 0
for i in range(10):
print(x)
if x >= 5:
break
x += 1
print('FORループを途中で抜けた')
入れ子になったループ構造においてbreak文が使われた場合、break文を含む階層のループ処理から抜ける。
code:for14.py
for i in range(5):
for j in range(5):
print(i, j)
if j >= 2:
break
print('---')