CとPythonの比較
C言語でしばしば紹介される初心者向けのプログラムについて考察する。
code:hello1.c
int main(void){
printf("Hello, World!\n");
return 0;
}
C言語のプログラムは関数によって構成されるが、そもそも初学者はプログラミング言語としての関数についての知識が無いことが多い。そのため、
void の意味がわからない
return 0 の意味がわからない
include文の意味がわからない
多くの不明な点を残しつつ、全て「オマジナイ」であると飲み込んだ上で先に進める必要がある。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
Pythonで同様の結果をもたらす最小のプログラムは次のようになる。
code:hello2.py
print('Hello, World!')
Pythonは単純なスクリプト言語として設計されており、記述した命令が順に実行される。必ずしも関数のような仕組みを用いる必要が無い。
また、スクリプト言語であるため、例えばタイプミスによるバグが含まれていたとしても、プログラムはその直前まで動作し、バグの箇所で停止する。対してC言語では全てのコンパイラが検出可能なエラーを修正する必要がある。
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