身体活動レベル(PAL)
身体活動レベル
PAL
physical activity level
身体活動レベル(しんたいかつどうレベル、英: physical activity level(PAL))は人の毎日の身体活動を数値として表す方法であり、人のエネルギー消費(英語版)の合計を推計するために使われる。基礎代謝量と組み合わせて、人が特定のライフスタイルを維持するために消費する必要のある食糧エネルギーの量を計算するために使用することができる。
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身体活動レベル(PAL)は妊娠しておらず、授乳もしていない大人の24時間のエネルギー消費の合計(英:total energy expenditure(TEE))を基礎代謝量(英:basal metabolic rate(BMR))で割ったもので定義される
身体活動レベルは人が毎日行う(身体的な)活動のリストに基づいて推定することもできる。 各活動は身体活動率という数値に紐付けられている。 身体活動レベルは身体活動率の時間加重平均である。
基礎代謝と安静時代謝の違い、意味
・約12時間以上の絶食
・安静仰臥位で,筋の緊張を最小限にした状態
・快適な室温で,心身ともにストレスの少ない覚醒状態
成人が1日で消費するエネルギーは、安静時代謝、運動誘発性熱産生、食事誘発性耐熱産生の3つに分けられ、それぞれの構成比率は順に60~75%、15~30%、10%です。
安静時代謝のうち約80%を占めるとされる基礎代謝は、平たくいえば体温を維持するような代謝です。
安静に椅子に座っているときのエネルギー代謝は、基礎代謝の10%増し程度になります。
身体活動レベル(PAL:Physical Activity Level)とは、日常生活の平均的な活動の強度を表したもので、1日の総エネルギー消費量が基礎代謝量の何倍になるかを示した値です。生活や仕事の内容によって、I(低い:1.40-1.60)、II(ふつう:1.60-1.90)、III(高い:1.90-2.20)の3段階に分類されます。この分類では、日本人成人の人数比はおよそ1:2:1になります。
各身体活動レベルの日常活動内容と活動時間の代表例(15-69歳)は、以下のとおりです。
https://gyazo.com/2b9c4c2c9e27634d3b62b7cfa4c8515b
日本人の食事摂取基準