記号と再帰:記号論の形式・プログラムの必然
記号と再帰:記号論の形式・プログラムの必然
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東京大学出版会、2010、新装版2017
「x:=x+1」のような命令をはじめ、プログラミング言語を仔細にみてゆくと、人間の自然言語とは異なる再帰性、記号系の自己言及が見られる。人工言語の記号論を企て、人間の記号系の本質を再考し、サントリー学芸賞、大川賞に輝いた名著を改訂してペーパーバックに。初版2010年。
紹介文執筆者: 先端科学技術研究センター 教授 田中 久美子 / 2020
目次
序
1章 人工言語と記号論
2章 情報記号
第1部 記号のモデル
3章 バビロンの混乱
4章 記号が一体化する時
5章 「である」と「する」
第2部 記号、対象の種類
6章 文 x:=x+1
7章 三種類の項
8章 ある■・その■
第3部 記号のシステム
9章 構造的・構成的
10章 記号と時間
11章 系の再帰と進化
12章 結 語
新装版によせて