偶然から秩序へ
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偶然から秩序へ
宇野重規
「
民主主義のつくり方
」
チャールズ・サンダース・パース
この宇宙の最初にあるのは偶然性であり、混沌であった。それは無秩序であると同時に、自発性や独創性の源でもある。これを「第一のもの( The first )」と呼んだ
「第二のもの」とは何か。それは法則である。
何がこの「第一のもの」と「第二のもの」を媒介するのか。それが「第三のもの」である習慣である
パースの宇宙論における習慣とは、個別的な偶然性を全体的な秩序へと媒介する存在であり、変化し成長する力である