インターメディアテク
インターメディアテク
「インターメディアテク」は、日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館(UMUT)の協働運営になる公共施設であり、学術の普及と啓蒙を通じ、社会へ貢献することをその使命としています。
この施設には、東京大学が明治10(1877)年の創学以来蓄積に蓄積を重ねてきた学術標本が常設されています。展示に用いられているケースやキャビネットは、大方が教育研究の現場で使われていたものです。帝大時代のものが多く、それらのかもし出す重厚な雰囲気に、19世紀へタイムスリップしたような気分にとらわれる方もあろうかと思います。ですが、われわれの狙いは、博物学の全盛期であった19世紀から高度情報化を実現した21世紀まで、三世紀にまたがる時代を架橋することにあります。来るべき時代の精神がこの先もなお見失ってはならない「世界の眺望」を提示してみせること、それがわれわれの企図するところなのです。