アルゴリズムの話
2017/10/24
人工知能(AI)、次に何の本を読めばいいか
https://wirelesswire.jp/2016/06/54411/
コレ に倣って、ニコラス・カーの 新しいヤツ と伊藤計劃の ハーモニー 、読むか
ニコラス・カー、一つ前の "The Glass Cage" まだ読んでなかった。
オートメーション・バカ : 先端技術がわたしたちにしていること - ニコラス・G・カー https://www.amazon.co.jp/dp/4791768442
アルゴリズムが信頼に値するかを評価するための4つの指針
我々は信頼に足るアルゴリズムを見極められるのか? – WirelessWire News
検索エンジンとソーシャルメディアからとにかく注目を集めないと成り立たず、そのため報道の質が損なわれるネットメディアの収益構造の問題をオライリーは指摘しますが、それは既に日本でも共通認識になっていることでしょう。オライリーは、特定のアルゴリズムが信頼に値するか評価する指針として、以下の4つを挙げています。
1. アルゴリズムの作者がどんな出力結果を求めているか明確にし、外部の観察者がその出力結果を検証できる。
2. そのアルゴリズムが成功しているか測定可能である。
3. アルゴリズムの作者の目指すものが、そのアルゴリズムの利用者の目指すものと足並みを揃えている。
4. そのアルゴリズムは、その作者と利用者をより良い長期的な意思決定に導くか?
現在の我々の社会を支配する「最上位のアルゴリズム(master algorithm)」は確かに存在するが、それは『The Master Algorithm』というタイトルの書籍(なお、この本はかのビル・ゲイツも AI 分野の必読書に挙げています)を書いているペドロ・ドミンゴス(Pedro Domingos)には悪いけど、AI の機械学習の強力なアプローチとは似ても似つかぬもので、それはまた政府による規制とも違い、何十年も前から現代のビジネスに埋め込まれた概念なんだとオライリーは書きます
The Master Algorithm - Pedro Domingos https://www.amazon.co.jp/dp/B0147SEZ92
オライリーが「最上位のアルゴリズム」として指しているのは「資本主義」かな?
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
2017/11/09 日経平均が2万3000円を上回り、その日のうちに大きく下落した
https://gyazo.com/915c3e60ae7d84bbe2fc4a859e4b134b https://nikkei225jp.com/cme/
日経平均が2万3000円を上回り、さらに一段高となると株価指数先物を売っていた投資家が損失の拡大を警戒してオプションのコール(買う権利)に大口の買いを入れた。この結果、オプション価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が大きく上昇し、それをきっかけにプログラムに沿って機械的に売買する投資家から売りが急激に増えた。 https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_Z01C17A1000000/
VIX = 恐怖指数
日経VI指数とは大阪証券取引所での日経平均の先物及びオプション取引のボラティリティから算出される指数です。恐怖指数の日経平均版です https://nikkei225jp.com/data/vix.php
金融工学においてボラティリティ(volatility)とは、広義には資産価格の変動の激しさを表すパラメータ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3
ドナルド・トランプは Twitter のアルゴリズムに史上最も最適化された大統領となった
ニコラス・カー 「ウェブに夢見るバカ 」
Kindleの位置No.5649-5652).青土社.Kindle版.
そしてドナルド・トランプがいる。サンダースがキングなら、トランプは神だ。生まれながらのトロール[インターネットの掲示板などで迷惑行為を繰り返す人]で、ここぞというときに怒りをかきたてる発言をするのが得意な彼は、グーグルニュースのアルゴリズムに最適化された初めての大統領候補である。
2017年、ドナルド・トランプは Twitter のアルゴリズムに史上最も最適化された大統領となった。 https://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2017/12/01/000000
グーグルニュースのアルゴリズムに最適化された初めての大統領候補である。 アルゴリズムの話
iPhone のカメラの話
Lobsterr Letter vol.155
Have iPhone Cameras Become Too Smart? | The New Yorker
ブルックリン在住の写真家のグレゴリー・ゲンターは「夕焼けを撮影しようとしたけど、iPhoneはそれを全て補正しようとする」と語る。日没前の空のくすんだ紫色は自動編集される過程で消去される。アルゴリズムによってその色合いは、特徴ではなく、欠点としてみなされてしまう。つまり、ユーザーが撮ろうとしているものを、解決すべき問題として捉えてしまっているのだ。
アルゴリズムによってその色合いは、特徴ではなく、欠点としてみなす
ユーザーが撮ろうとしているものを、解決すべき問題として捉える
アルゴリズムの話 だ