DNA・考古・言語の学際研究が示す新・日本列島史:日本人集団・日本語の成立史
DNA・考古・言語の学際研究が示す新・日本列島史:日本人集団・日本語の成立史
https://gyazo.com/8bc81ee52d7a96e97bdbcd803036833f
目次
はしがき
第一章 日本人集団のDNA多型分析
1.DNAによる現生人類の移動の歴史の追跡
現生人類内部の系統分析に適したマーカー
Y染色体のハプログループ分類
ミトコンドリアDNAのハプログループ分類
現在のDNAハプログループ分布から探る現生人類の移動の歴史
成人T細胞白血病ウイルスの亜型分類
2.現生人類誕生から出アフリカまで
現生人類誕生後の時代区分
現生人類誕生直後 (ステージ1: 約20万年前〜約8万年前)
アフリカ内部での移動 (ステージ2: 約8万年前〜約6万5000年前)
出アフリカ (ステージ3: 約6万5000年前〜約6万年前)
3.出アフリカ直後
ユーラシア東部・オセアニア・ユーラシア北部への拡大 (ステージ4: 約6万年前〜約4万年前)
南アジア・インドへの移動 (ステージ4: 約6万年前〜約4万年前)
東南アジアへの移動 (ステージ4: 約6万年前〜約4万年前)
オセアニアへの移動 (ステージ4: 約6万年前〜約4万年前)
オーストラリアへの移動 (ステージ4: 約6万年前〜約4万年前)
シベリア南部への移動 (ステージ4: 約6万年前〜約4万年前)
出アフリカ後の成人T細胞白血病ウイルスの移動 (ステージ4: 約6万年前〜約4万年前)
4.ユーラシア全域への拡大
ユーラシア全域への拡大 (ステージ5: 約4万年前〜約2万2000年前)
シベリア北部・極東・シベリア東部 (ステージ5: 約4万年前〜約2万2000年前)
東アジア (ステージ5: 約4万年前〜約2万2000年前)
ユーラシア西部・北アフリカ (ステージ5: 約4万年前〜約2万2000年前)
成人T細胞白血病ウイルス (ステージ5: 約4万年前〜約2万2000年前)
5.最終氷期最盛期
最終氷期最盛期における足踏み (ステージ6: 約2万2000年前〜約1万8000年前)
シベリア (ステージ6: 約2万2000年前〜約1万8000年前)
東アジア北部 (ステージ6: 約2万2000年前〜約1万8000年前)
ユーラシア西部・ヨーロッパ (ステージ6: 約2万2000年前〜約1万8000年前)
成人T細胞白血病ウイルス (ステージ6: 約2万2000年前〜約1万8000年前)
6.後期更新世末期から完新世前半
後氷期の拡大から完新世中頃まで (ステージ7: 約1万8000年前〜5000年前)
シベリア (ステージ7: 約1万8000年前〜5000年前)
アメリカ大陸 (ステージ7: 約1万8000年前〜5000年前)
東アジア・オセアニア (ステージ7: 約1万8000年前〜5000年前)
ヨーロッパ (ステージ7: 約1万8000年前〜5000年前)
成人T細胞白血病ウイルス (ステージ7: 約1万8000年前〜5000年前)
7.完新世後半
完新世後期の新たな移動 (ステージ8: 約5000年前〜現在)
東アジア (ステージ8: 約5000年前〜現在)
東南アジア・オセアニア (ステージ8: 約5000年前〜現在)
8.地域特異的なDNAハプログループ分布
現代に残る地域特異的ハプログループ
アフリカ
カフカス・中央アジア
中東・ヨーロッパ
インド
東南アジア
オセアニア
オーストラリア
シベリア
アメリカ大陸
東アジア
9.日本人集団の位置付け
日本列島中間部に特異的なDNAハプログループ
歴史的変遷
第二章 日本人集団の成立史
1.日本列島の環境とマクロ文化圏
日本列島中間部における環境・植物相・マクロ文化圏
九州・西日本・東日本の歴史区分
2.日本列島における先史時代
後期更新世晩期における後期旧石器時代文化の流入
複数の細石刃文化の日本列島への流入
後氷期における新石器時代への移行
漁撈の拡大
土器の発明
完新世後半の変動
3.日本人集団・日本語の成立
DNAから見える日本人集団の成立史
DNAから見える日本語の成立史
第三章 九州語・日本語の体系
1.九州語・日本語の言語学的特徴
九州語・日本語共通の類型論的特徴
九州語・日本語の品詞
九州語・日本語のおおまかな分類
2.西九州語の音声と音韻
母音
子音
音節構造
アクセント
アクセント連結法則
3.西九州語の文法
格
代名詞・指示詞・疑問詞
動詞の分類と構造
動詞の法
形容詞・形容動詞
副詞・接続詞
第四章 結論
1.日本人集団における多様な歴史的蓄積
2.今後の課題
あとがき
参考文献