2009年に全国のアメダスが改修されより細やかな観測が実現した
2009年に全国のアメダスが改修されより細やかな観測が実現した
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2008年ごろまでは明らかに甲府の猛暑日日数の方が勝沼より多い傾向がありますが、2010年以降は両者拮抗か、あるいはここ数年は勝沼が甲府を上回っています。勝沼はここ10年ほどで、めっきり暑くなってきたようです。
これも地球温暖化の影響か……、と簡単に片づけてしまうのは早計です。2009年前後のトレンドの変わりようは明らかで、違和感を覚えます。地球温暖化が進んだ意外に、なにかがあったはずです。
2009年にあったこと、それは最高気温のとり方の変更です。2009年に全国のアメダスが改修され、より細やかな観測が実現したことで最高気温と最低気温の観測方法が変更されました。当時の資料には以下のように変更点の記載があります
1 地域気象観測所(アメダス)観測データの新たな項目の開始
(1)任意の時間の最大瞬間風速を新たに求めます
(2)風速の観測単位が、1m/s から 0.1 m/s 単位になります。
(3)任意の時間の最大 10 分間降水量を新たに求めます。
(4)任意の時間の日最高気温、日最低気温を 10 秒ごとに求めます。
現在、日最高気温、日最低気温は、10 分ごとの観測値の中から求めていますが、新観測装置では 10 秒ごとのサンプリングから求めます。
2008年までは1時間のうち最高気温・最低気温を観測できるチャンスは10分ごとの6コマしかありませんでしたが、2009年以降は解像度が60倍になり、1時間のうち360回も観測チャンスが巡ってくることになります。この変化は劇的で、当然、観測結果も変わってきます。気象庁は、この改修によって最高気温は 10 分ごとに求めた値とは平均して 0.2℃高くなる傾向があり、2002 年以前の 1 時間値から求めた値とは平均して 0.5℃高くなる傾向があるとしています。2010年以降は急に猛暑日が増加した背景にはこのような事情があります。