日本のオーロラ 2024/05
2024/05/11
20年ぶりの大きな磁気嵐があって本州で低緯度オーロラが観測された
猛烈な磁気嵐(柿岡ΔH=517 nT、歴代9位)により、日本時間2024年5月11日の夜間、北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、栃木、長野、群馬、新潟、富山、石川、福井、京都、兵庫、愛知から赤いオーロラが確認されました。今のところ愛知県東栄町が最南端のようです
https://gyazo.com/052a222b17ffc55cb3537cd75fb3bf8c
猛烈な磁気嵐の発達により、インドやハワイでオーロラが観測される様子を見ながら日本の夜間を待ち、東北や北陸でオーロラが出る可能性が高いと考えました。しかし、なんと予想を超えて、東北・北陸よりも南の兵庫や愛知でもオーロラが観測されました。
なぜ、これほど猛烈な磁気嵐になったのか。フレアの強さは極端に強いものではなかったが連発したためにCMEが合体し、このように猛烈な磁気嵐につながったと考えています。まだ宇宙天気災害の情報を集められていませんので喜んでばかりもいられないとはいえ、短い研究者人生で、この磁気嵐に遭遇したことは幸せなことです。昨年12月もそうでしたが、今回もまた、シチズン・サイエンスの重要さを体感しました。
シチズン・サイエンス
ひとまず5/9朝のリアルタイム情報のメモを作っておきます。いまのNOAA公式の予測では、世界時で5/11に切り替わる頃、つまり日本時間の5/11(土)の朝からが磁気嵐の本番です。磁気嵐のピークは5/11 6~9 UTつまり日本時間の5/11 (土)の午後3時~6時で、その後も数時間は活発ということで、日本時間で土曜夜は、北海道からオーロラが見られるチャンスが最大です。
関連する主な太陽フレアとしては、5/8のX1 (5 UT), M8 (12 UT), X1 (22 UT)と5/9のX2 (9 UT)の4発。すべてハローCME(コロナ質量放出)を伴う大型フレアです。
https://gyazo.com/edff906c703640b22b8e951ba6e585f6
なよろ市立天文台きたすばる
北海道名寄市
https://gyazo.com/7d88a7a66f607378e9994c8825c04804