他のスポーツからもヒントを得ています
from 2019/05
footballista
ジョアン・ミレッ×林舞輝 対談 後編
世界的GKコーチ、ジョアン・ミレッが明かす名GKたちの評価と育成へのこだわり | footballista
林「まさに『学びの型』ですね。ジョアンのトレーニングを実際にやってみて、キャッチする手の場所一つ取ってもこだわっていてすごく面白かったです。キャッチの時は手のここを使って、こういうシュートの時は手のここを使うといった具合に細かくゾーン分けされてますよね。手の位置に関してはどれくらいゾーン分けしているんでしょうか?」
ジョアン「正面のキャッチは縦に3つのゾーンに分けています。1つ目はだいたい胸の辺りから上で2つ目はその下、一番下がグラウンダーです。それにプラスして、真上から落ちてくるボールというのもあります。それらは全部、取り方が違います。あとはそこに、横の変化も加わります。一歩で行けるのか、それとも一歩では間に合わないのか。取れない時に、跳ぶという動作が入ります」
林「その正面のシュートのキャッチに関して、日本のある競技から影響を受けたという話をされていましたよね」
ジョアン「空手ですね」
林「息子さんが空手をやってる時に思いついたそうですね」
ジョアン「そうなんです。他のスポーツからもヒントを得ています。例えば、背面で跳ぶ高跳びをヒントに、空中にあるボールを逆手でかき出すアクションを考えました。それから、アイススケートを参考にして、横方向に強く動くための体の使い方のヒントを得ました」
林「なるほど。練習でも、走り高跳びの器具を使っていましたよね。体育館みたいなところで、ハイボールに対してなるべく高く跳んで、上にかき出す動きを」
ジョアン「基本的に、スペースを守る概念から高いポジションを取るんです。ただ、そうするとループで頭を越される可能性がありますよね。それをどうやって弾くかという練習なんです」
林「その時に、シンプルに高く跳ばなきゃいけないから、高く跳ぶ競技の動きを参考にすればいいという話ですよね。なるほど。