ニーバーの祈り
ニーバーの祈り
願わくばわたしに、
変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、
変えることのできる物事を変える勇気と、
その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ
今では、なりたい髪型なんて持たない。美容師さんと対話しながら「じゃあ、そんな感じで!」とお願いする。どんな結果になっても「わしの見た目は、こんなもんだよな」と思うだけなので、不満を抱くことは一切なくなった。美容師さんには「ぜったいに文句を言ったりしないので、のびのびとやってください」と声をかけるようにしている。プロがリラックスして取り組むと、だいたいよい結果になる。
ありがとう、ニーバー。
God, give us grace to accept with serenity
the things that cannot be changed,
Courage to change the things
which should be changed,
and the Wisdom to distinguish
the one from the other.
Living one day at a time,
Enjoying one moment at a time,
Accepting hardship as a pathway to peace,
Taking, as Jesus did,
This sinful world as it is,
Not as I would have it,
Trusting that You will make all things right,
If I surrender to Your will,
So that I may be reasonably happy in this life,
And supremely happy with You forever in the next.
Amen.
生きることに不熱心なビリーではあるが、彼のオフィスの壁には、彼の生活信条ともいうべき祈りの言葉が額にいれてかかげられていた。それを見て、生きる勇気を与えられたとビリーにいう患者も多かった。それは、こんな文章である──
神よ願わくばわたしに
変えることのできない物事を
受けいれる落ち着きと
変えることのできる物事を
変える勇気と
その違いを常に見分ける知恵とを
さずけたまえ
ビリー・ピルグリムが変えることのできないもののなかには、過去と、現在と、そして未来がある。