2023-01-21にあったセッションの思ひ出し
===註釋===
記錄に漏れてゐた部分を2024-06-02に當時のメモから書き起こしてゐる。
===/註釋===
中は洞窟、若しくは手掘の坑道の樣に成ってゐる。
奧に進むと、開けた坑道の壁から出て來る。
左右に、レールが敷かれた坑道が延びてゐる。
===此處迄前囘===
坑道は、最近まで使はれてゐた樣な雰圍氣がある。
壁には燈りが付いてゐる。
壁の燈りを取らうとする。
赤い圓筒形が身を屈めて呉れる。
乘って、壁の燈りを引っこ拔く。
壁の燈りは青い金屬で出來てゐる。
踏んで了った赤い圓筒の土埃を拂ふ。赤い圓筒の踏んだ部分は一部凹んでゐる。
其の内戻るだらう。
引き拔いた穴から水が染み出してゐる。
觸れると冷たい。
有害な物ではないかと不安になる。
服を切って塞がうと思ふ。
赤い圓筒形の上緣が銳く成る。
服を切って其の邊の石を包む。
赤い圓筒形に復た乘せて貰ふ。
穴を塞ぐと、水は染み出て來なく成る。
降りて復た土埃を拂ふ。
赤い圓筒形は更に凹んでゐて、申し訣無い氣持ちに成る。
「ありがたう」と言ふ。
凹みが元に戻った。
染み出た水の水溜りが殘ってゐる。
此の水は置いて行く事に成ると思ふ。
左手で水に觸れ、
「此處迄です。然樣なら。」と言ふ。
水の大半は、自害するかの樣に蒸發して了ふ。
殘りが左手にくっつく。
左手がぬるぬるする。
坑道の左に進んで行く。
道が坂を成して下がって行く。
線路の先にプラットフォームが見える。
地下鐵驛の樣だ。
赤い圓筒形を持って、プラットフォームに上がる。重い。
プラットフォームの上に、階段が續いてゐる。
赤い圓筒形を持って階段を登る。重い。
階段の上に著く。
階段を上がった所の右と更に右に曲がって手前向きに廊下が續いてゐる。
紙や段ボールが散らかってゐる。