神経症
神経症とは、心因(心理的原因)性で、機能的変化(可逆性・直る)で器質的変化(不可逆性・要するに直らない)が認められない。
特有の症状を現し、 病識がある。
特有のパーソナリティが認められ、治療後に後遺症を残さない。
要するに、身体的に原因がないのにも関わらず、心理的なものが原因で病気になってしまうこと。
フロイトは、当時原因不明であった神経症に対し、催眠を利用することで原因究明を試みた。その結果、無意識の概念を定義し、精神分析の基礎を築くことになった。
現在も神経症という用語は使用されているが、アメリカの精神疾患の基準マニュアルであるDSM-Ⅳでは神経症という言葉は消え、症状毎に診断名がつけられている。