睡眠
質のよい睡眠とは、熟睡できて、目覚めたときにスッキリとした満足感が得られる眠りのこと。
長く寝すぎると、1日のリズムを崩すことがありますし、長く眠っても、眠りが浅く、ぐっすり眠った感じがなければ睡眠不足と同じなのです。
「睡眠」は単に疲労の回復だけでなく、脳内の情報の整理に役立っています。
起きているあいだは、脳はつねに新しい情報にさらされており、さまざまな選択と判断をくり返して「自我」は消耗し続けます。
一方で、睡眠中は「外部からの情報がほぼ遮断されますが、脳は活動し続けている。
何をしているかと言えば、入力がない状態で、一時的に保存していた記憶をより永続的な記憶に変換したり、得た情報を取捨選択し、思考を整理したりしている」わけです。
人は寝ないと死ぬ。
日本は自殺大国で、典型的パターンは、『睡眠不足→鬱→自殺』です。厚労省の調査によれば、自殺未遂者7割が睡眠不足、平均睡眠時間5時間だそうです。
日本人に必要なのは「睡眠を減らし頑張る」ではなく、「ちゃんと寝ること」です。