狭義のフローチャート
from フローチャート
フローチャートとは、記号を用いてアルゴリズムを図表化し、より簡潔に表現したものである。
フローチャートを用いると以下のような効果が期待できる とされている。
1. プログラム全体の構造や、相互間の関係が視覚的に容易に 理解できる。
2. 処理の誤りや、条件の不明確な点などが見つけやすい。
3. 自分以外の人にアルゴリズムを説明するときに、他人でも理解しやすく便利である。
4. プログラムを修正する 場合、修正個所の絞り込みが容易で、かつ、その修正をすることによってプログラムのほかの部分にどのような 影響があるのかが把握しやすい。
日本では1970年にJIS X 0121として、国際的には1973年にISO 5807として規格化されている。
フローチャートは1970年代に構造化プログラミングで多く用いられた、アルゴリズムの表記手法である。
この表記手法を使用してアルゴリズムの設計を行うと言われている。誰が言ったんだそんなこと.icon
基本制御の組合せで構造化を行っていき、その基本構造の組合せでアルゴリズムの設計を行っていく表記法に用いられる。
プログラムの手続きと制御の流れはわかりやすく記述することはできるが、そのプログラムが使用する データ遷移、システム状態遷移等は表記できないのが欠点である。
そのため、フローチャートとデータ遷移図、システム状態遷移図等を併用をして使用される場合が多いらしい。
通常、
順次→四角形
選択→ひし形
繰り返し→六角形 で表わしている。
フローチャートは、表記手法の一つであり、他のにも
NSチャート(Nass-Shneiderman Chart)
DSD(Design Structured Diagram)
日立製作所のPAD(Problem Analysis Diagram)
NTTのHCP(Hierarchical and ComPact description chart)
日本電気のSPD(Structured Programming Diagram)
富士通のYAC(Yet Another Control chart)
IDEF
等々がある。
制御フロー(control flow)
アルゴリズム(algorithm)
サブルーチン(subroutine)
論理回路(Logic circuit)
対義語.icon広義のフローチャート