寡頭制の鉄則
民主主義を標榜する 政党においてすら少数支配が進むとされている。 これがミヒェルスのいう「寡頭制の鉄則」である。
彼は、ドイツ社会民主党が勢力拡大のために合理的な組織運営をめざしているうちに、少数支配に陥っていった、と分析。
ミヒェルスにすれば、民主主義を強調している団体ですら、内部は非民主的になっているから、他は推して知るべしだ、という。
マックス・ヴェーバーは、単なる社会主義はこの傾向を押し止めはしないであろう、と予言していたが、かつてのソ連など社会主義諸国の現実は、より大規模な官僚制国家を生みだした。 組織.icon