学習効果
モノを作り続けることによって、費用を下げることを可能にするメカニズムを「経験効果」(Experimental Effect)という。 この経験効果は、米国の航空機メーカーでの生産コストを調査・研究する中で発見されたといわれている。
すなわち、累積生産量が大きくなるとともに1個あたりの生産コストが下がるという、まさしく経験法則である。
しかし、生産面以外でもさまざまなコストが下がることが次第に明らかとなり、それを「学習効果」(Learning Effect)というようになった。
その理由はさまざまであるが、まずは「労働者の能率向上」が考えられる。 または「作業の専門化と生産方法の改善」も考えられるし、「生産設備の能率向上」もあろう。
さらには「製品の標準化」なども考えられる。