ラディカルフェミニズム
ラディカル・フェミニズムは、性抑圧をあらゆる形態の抑圧の根源とする考え方(性支配一元論)をとり、男性を抑圧者とみなし、女・男の利害は競合・敵対すると考える。
女・男の分離を前提としたうえで、「女性という集団」の独自の存在意義を強調しようとする傾向が強い(差異派・分離主義)。
体制変革を求める点では社会主義フェミニズムと共通するが、労働条件等の改善で満足せず、しばしば示威行動により、メディアや催し(ミス・コンテストなど)のジェンダー・バイアスを公然と批判した。
ラディカル・フェミニズムは、さまざまな意味で第2波フェミニズムを決定づけた。
セクシュアル・ハラスメントやDV、セカンド・レイプなどの多くの新しい概念も生み出した。