パノプティコン
パノプティコンとは、イギリスの思想家ジェレミ・ベンサムが、刑務所の改善案を考えてゆくうちに考えついた円形の刑務所施設のことである。
囚人監視システム。
円形に配置した牢獄の中央に監視塔を設置。
監視塔から囚人を見ることが出来るが(あたりまえ)、囚人から監視塔を見ることは出来ない。
パノプティコンが強力なのは、「見られているかも知れない」という可能性を各囚人に内面化させることが出来る点だ。
つまり、この構造=システムがありさえすれば監視人がいてもいなくても自分自身を監視するようになる。