ゴミ箱モデル
「ゴミ箱モデル」は1972年、M.D.コーエン(M.D.Cohen)、J.G.マーチ(J.G.March)、J.P.オルセン(J.P.Olsen)らによって提唱された 分析フレームワークである。
実際に行われる 意思決定は合理的(規範的)なプロセスを踏んでいないという理論。
基本的には意思決定の要素として
「選択機会(会議の場)」
「参加者」
「解」
「問題」
の4つを指摘。
「あいまい性」下においては、これら4つの流れはかなり独立したものとされる。
つまり問題と解が連続的に決まるのではなく、パラレルに決まるとされているところに、このモデルの特徴がある。
ゴミ箱モデルでは選択機会がゴミ箱に、問題と解と参加者がゴミに例えられ、意思決定の内容はゴミ箱に投げ込まれるゴミによって左右されるとされる。
意思決定を行う場面は、ゴミ箱のようにたえず色々なモノが出たり入ったりして、最終的に期限になったときの状況で意思決定が行われる。
集団における意思決定は、必然的に生み出されるものではなく、4つの要素が偶然に結びついた結果でしかないという考え方。
結論を出すことに時間をかけることよりも、仮説検証を繰り返していくことが大事とする。
GCM : garbage can model
ゴミ箱 + モデル
問題解決(problem solving)
意思決定(decision making)
集団意思決定
会議の生産性
偶然の連続
偶発的に答えが見つかる
現実の組織の意思決定における不確実性や無秩序さを表現することができる
#decision-making