キーコンピテンシー
キーコンピテンシーとは、経済開発協力機構(Organisation for Economic Co-operation and Development,以下OECD)が、学力の国際標準として示したコンピテンシー概念を指す。
OECDは、このコンピテンシー概念を知識基盤社会を担う人々に必要とされるものであり、単なる知識や技能だけでなく生活の中で働く能力であり、技能や態度を含むさまざまな心理的・社会的なリソースを活用して特定の文脈の中で複雑な課題に対応できる 学力として定義した。 この学力を「主要能力=キーコンピテンシー(key-competencies)」として位置付けたのであり、概念を表すフレームワークとして3つの広域カテゴリーと、その各々に3つのコンピテンシーを示し、合わせて9つのコンピテンシーを選択、確定した。
OECDによるキーコンピテンシーの定義と選択の作業は1997年12月から始まり、スイス連邦統計局と生徒学習到達度調査(OECD Programme for Internatinal Student Assessment,以下PISA調査)の協力のもとで実施された。
DeSeCo計画(Definition and Selection of Competencies Project)と呼び、2002年にコンピテンシーの定義と選択の作業を完了、最終報告書を2003年に刊行した。
なんじゃそら。