UNIXの特徴
01. ファイルは単なる文字の集まり(テキスト)であり、そのディレクトリはツリー状になっている。
したがって、ファイル系は単純明快で、大型汎用機に出てくるような、ファイル編成、レコード長、ブロック長といった面倒な概念は一切無い。
02. 入出力機器とファイルは、全く同格である。
キーボードからの代わりにファイルから入力をさせたり、出力をディスプレイやプリン タにだす代わりにファイルへ書き込んだりすることがいとも簡単にできる。 04. いくつかのコマンドを連続して実行させるとき、コマンド間のデータの送受は、パイプラインという目に見えないファイルを経由し て行われる。
05. コマンドの同時並行処理および先行入力ができる。
06. システムコマンド言語(UINXではShell:シェルという)が一種のプログラム言語になっている。
07. シェルにはいくつか種類があり、ユーザー毎に好きなシェルを選択可能である。
08. メッセージが少ない。
UNIXはverbose(おしゃべり)ではなく、terse(寡黙)である。
これは、あるコマンド(プ ログラム)の出力を次のコマンドの入力にするパイプラインを生かすためでもあるが、初心者には不親切である。
09. コマンド名の付けかたに規則性はなく、名前からその機能の見当をつけることができない。 10. 各コマンド毎にオプションの付けかたが統一されていない。
11. セキュリティの部分で少し弱い。
手抜かりなく管理すれば安全であるが、そうでない場合は安全とはいえない。
12. 日本語処理が弱い。