ポップスから始めよ
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村上隆の展示を見て、一番強く思ったのは
「もっと売れなきゃ」
ということだった。
村上隆は『芸術起業論』の中で、芸術家を単に作品を作る人としてではなく、
自分というブランドを設計し、作品の価値を市場に流通させ、スタッフを雇い、継続的に利益を出す存在として捉えている。
つまり、「いいものを作れば、いつか誰かが見つけてくれる」
ではなく、どの市場で、誰に、どんな文脈で、いくらで、どう評価されるかまで設計する。
今日、僕はその意味をかなり実感できた。
「自分がヒヤッとするほどのアートを買うことこそが大事」と氏は言う。
それを家に置いた時に「なんで俺こんなの買ったんだろう」と思うこと
そこで考えるから、文脈というのが生まれていく
考えるというのは言葉であって、その言葉によって「俺が何で買ったか」という物語を記述することができる。アートという高いものを買うことによって、そこの前後関係・文脈を捉えることが強制的に考えさせられる機会をくれる。
感動したもの。人は、どれだけ大金でもそれを欲しがる。
そんな話を、村上隆はした後に
「そんな話をした後にアート買うことをすすめるなんて、野暮だ。」
みんなそう思う。だが、これこそが村上隆が生涯をかけて、やってきたことだ。
多くの芸術家は、「感性で価値を判断して欲しい」と思い、大衆に向けて"営業"することは、野暮だと思いやらない。売ることをやり切る。これが、村上隆の書籍と、このイベントで一貫する思想だと感じた。
書道アートは来場したお客さんに飛ぶように売れていた。僕はアートが作られる瞬間を目撃することができた。そして僕自身も、6000円の書道1つ買ったw
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※ レッツゴーなぎらさんはシェアハウスを運営していて、開設する時に作ったものだという。僕自身もこれまで2回シェアハウスを運営していたので、非常に刺さった。 パオ家というシェアハウス(?)を今は企画している。 全ての映画はポルノである
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※ ポルノと表現すると強い言葉すぎるので、僕は音楽の文脈で使われるポップス(大衆寄り)と呼ぶ。ポップスの対義語としてオルタナティブという言葉を使う。
それは、単にエロいものではない。
人間の根源的な欲望に刺さるもの。
ゴシップ
承認欲求
嫉妬
怒り
不安
救済
人間の根源的欲求を刺した後に、初めてコンテンツの中身が見られる。
だから視聴率が取れる。
再生数が取れる。
売れる。
「そういうのをやりたくないからインディーズのままでいい」みたいな人がいると思うが、僕はもうそのスタンスを取らないことを決めた。
なぜかというと、結局、ポップスをやりきった先に、最終的に創造性とか意義とか、初めて見出せるものだと確信したから。
あいみょんの、好きな歌詞がある。彼女が、21歳の無名のとき書いた曲
どれだけ最低で
どれだけ最悪な生き方でもいい
死んだ後に天才だったなんて死んでも言われたくないもんな
週刊文春 ― 理想と現実の狭間のかっこよさ
出版で言えば、週刊文春がそうだ。
不倫やスキャンダルのようなポップス的な話題で圧倒的に売る。
でも、それをやっているからこそ、権力への強烈な批判もできる。
広告収益だけに頼らないビジネスモデルを作り、
読者からお金を払ってもらう構造を持っているからこそ、
社会的に意義のある報道ができる。
ヨタ話をやり切るから、社会性を持てる。
僕は週刊文春をかなり高く評価している。
理想と現実の狭間で、めちゃくちゃかっこいいことをしていると思う。
King Gnu ― まず売れに行ったかっこよさ
King Gnuはジャズやブラックミュージック的な出自を持ちながら、かなりマスに向けた曲を作った。その象徴が「白日」だと思う。
米津玄師に言われたのが「サビをつけた方がいいよ、そうじゃないと売れないよ」ということ。で、サビをつけた曲を作り出したらめっちゃうまくいった。
そこをやりきったからこそ、PERIMETRONっていうめちゃくちゃ前衛的な、自分たちが最高にかっこいいと思える仲間を集めて、世界に向けて勝負したっていう流れがある。じゃあ最初からその最高の仲間を集めてやるっていうのは、できないんですよ。最高の仲間でやるには全部最高の品質にしなきゃいけなくて、それにはとてつもない金額がかかる。だからまず売れに行ったっていうのは、本当にイケてる。 Mrs. GREEN APPLE ― ポップスをやりきる胆力の怖さ
さらにMrs. GREEN APPLEまでいくと、もうかっこいいを通り越して怖いなと思っている。めちゃくちゃ曲がうまい人たちが、めちゃくちゃ技術力があって音楽好きなバンドをやっていた人たちが、普通にダンスの練習をし始めるっていうのが、本当に意味がわからなすぎる。 そのポップスをやりきる胆力というか意思決定を、同じ業界の人からは笑われていたと思う。
朝井リョウもそうだ。今、出版不況の中で、自分の小説を売るためにっていうか、多分もうその業界を守るためにラジオをやったり、テレビに出たり、多分そんなにやりたくないことをやっている。そのやりきり具合が半端なくて、若干、純文学寄りの人があれだけポップスに寄せるっていうのが、本当にすごい。すごいを超えて怖い。 映画の文脈
クリストファー・ノーランがCGを使わずにめちゃくちゃ高い映画を作れるのって、シンプルに売れているからだと思う。ジブリもそうで、めちゃくちゃ稼げるから、あれだけ手の込んだアニメーションを何十億、10億円ぐらいの制作費で作れる。 これから分かるように
売れることは、こだわりを捨てることではない。
こだわるための条件を手に入れること。
稼ぐことは多様性を生む
これからのYouTubeって、そもそも結局稼げないとみんなやらない。本当に究極、みんな稼いでいるからやっていて、稼いだ先にエモいことが発生する。だから結局、YouTubeというメディアの中でビジネスモデルを作らないといけない。
そうなった時に、自分が一旦企業に属して、その企業を儲からせるためにYouTubeをやるっていうのは、めちゃくちゃいい判断だった。もう結構この人生においてトップ5に入るいい意思決定だったなと思っている。
稼ぐっていう制約があると、普段の生活の延長線では全く関わらない人と働くことができる。逆に、僕のことが苦手だなって思う人でも、僕が大きな結果を出せばともに働くことができる。
稼ぐということは、非常に多様性を生む営みだなと一周回って思った。
自分の稼ぎを捨てて自分の世界に閉じこもった時に、本当に自分の好きな人としか関われなくなる。関わらなくてよくなっちゃう。でも稼ぐってなったら、めちゃくちゃいろんな人と関わらなきゃいけないし、ある種、利他的にもならなきゃいけない。
だから稼ぐってことは、めちゃくちゃ難しいけど、いい意味で人間との関わりを増やしてくれて、人間的にめちゃくちゃ成長できると思う。
元来、経済は良いことをしたらお返しがもらえるシステム。
お金を稼ぐことが目的化してお金を稼ぐ人は、経済を回し、納税してインフラを整えてくれているので、自分はとても感謝している。
1年前の僕は、人間として全てが未熟だと理解していた。だから、圧倒的に優秀な社長の元で全てを捧げて働こうと決めていた。運よく、最高の人に出会うことができた。
つまり、本当に自分たちのやりたいことをやるために稼ぐっていうプロセスは全然ある。だから俺は100億ぐらいの事業は少なからずいけるというか、行くしかないよねと思っている。自分の才能、チームの人の才能を信じているからここは通過点だと思っている。一般の人が「新卒で仕事したら、20万は貰えるよね。」そう思う感覚と近い。俺らが組んだら「100億は行くよね」という感覚。尊敬する大学の先輩のりくとさんにも、僕なら100万人行けると背中を教えてくれて視座が上がった。 本当に何かにこだわりたいなら、一度ポップスに行くこと。売れること。これは必要だと思う。
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結論 ― メインチャンネルはポップス、サブチャンネルはインディーズ
僕が何を主張したいかっていうと、YouTubeで言うとメインチャンネルはポップスであって、サブチャンネルで自分の思想とか大事にしているものなど、オルタナティブな位置付けにできる。それをやり切っているのが、僕が最も尊敬するYouTuberのベテランち。アーティストで言うと、King Gnuが多分メインチャンネルで、サブチャンネルがペリメトロン。メインはめっちゃポップスに行って、サブチャンはマジで自分たちの「これ最高だよね」っていうものをやっていく。 このメインチャンネルとサブチャンネルの2つの組み分けこそが、シンプルな答え。サブちゃんを作ってから、メインチャンネルを作る人なんていない。だから、人生におけるメインチャンネルをまず作る。これが28歳の僕の結論。
P.S 最強のYouTubeディレクター/プロデューサーになるため、企画・撮影・編集まで、全てS級のプレイヤーを目指しています。ご飯お誘いしてます。一緒に働くこと興味ある方も是非、各種SNSのDMへ。
参考