社会保障
概要
現在の社会保障制度は財政的にどう考えても持続可能性がないように思える
継ぎはぎのマイナーチェンジでどうにかしてきたけれども、それもいずれ限界が来る
しかし、もう既に制度を大きくリファクタリングすることは不可能な状況でこのまま破綻するまで突っ走るしかなくなっている
対処
マクロ経済スライド
年金受給年齢の引き上げ
国民年金と厚生年金の財源統合
よくある相反する要請と主張
社会保障水準の維持
現役世代から徴収する保険料をこれ以上上げないようにすること
消費税は増やさない
社会保障という非生産コストかつ永続的に発生するコストへの赤字国債発行
よくある論説
社会保障の維持と増税
少子高齢化による人口ピラミッドの逆三角形化によって社会保障の現状水準の維持と負担の維持は両立し得ない
赤字国債で全て賄うとする論もある
なので社会保障で重要な部分を残しながら縮小して維持していく
それでも社会保障費+消費税で全く賄い切れていないというのが現実で赤字国債を使って保っている現実
社会保障の削減と増税の二軸でなんとか現在の社会保障を維持しようとするのが現在のよくある政策方針
消費税増税は法人税の穴埋めに使われてきた論がある
法人税の増税でもって社会保障を維持するべし論
法人税の大増税を持ってしても社会保障の莫大なコストを賄うことはできないのが問題
MMTによる赤字国債で全て賄うフリーランチ論
増税の負担増なしに現状維持することは不可能なので、その費用を増税ではなく国債で全部賄ってしまおうというのがこの論
よくある問題
インフレ率数%(MMT支持者の間でも数字に諸説あり)までは赤字国債を擦れるとするが社会保障は今後30年50年と続いていくコストであり、MMTを前面に肯定したとして、毎年100兆以上の社会保障用赤字国債を発行した時に、ある年にインフレ率がその数%を超えた場合にはMMT論によると赤字国債をすれないことになる。この場合社会保障を突如打ち切られるという問題
赤字国債を成長分野への投資として数100兆投下するならまだ100歩譲って分かるが、非生産コストかつ永続的に発生するコストに対して発行し続けるのはフリーランチすぎる論説なのではないか
社会保障制度自体の棄却と現在に即した制度創生
社会保障制度への継ぎ接ぎで維持していくのは不可能だとする論
代わりになる制度の候補としてはベーシックインカムなどがある
問題点
社会保障制度みたいに走り出してしまった制度を撤廃するのは事実上不可能
高齢者が多数の日本で、社会保障の現役世代の負担増と社会保障の維持は喜ばしいこと。そう望んでる高齢者が多数派なのだから民主主義的にはそれが本望ってこと
参照
https://youtu.be/_hEp0oqXB3U
https://youtu.be/33pAc9wP55Q