私設図書館『ジョセフ・リットンの科学図書館』
ジョセフ・リットンの科学図書館(ランベス)
【概要】
その図書館は知る人ぞ知る科学情報の宝庫である。目指す八角形の建物はハーフティンバー様式に特有の濃い色の木組みと白い漆喰壁という外観で、英国風庭園の中に静かに佇んでいる。図書館に入ると、入り口ある壁以外の壁面は作り付けの本棚で埋まっている。しかもその本棚は全て革装丁された技術系の各種資料で満たされている。しかしきちんと分類されているという訳ではない。本は比較的乱雑に置かれ、部屋の中央にある、やはり八角形のテーブルにも閲覧後そのままにされている本が積み上がっている。この図書館は特に工学系の専門書の収集にかけては倫敦随一であるといわれている。
この図書館は長年研究を続けてきた個人の収集の成果である。書籍に惜しまずに金をかけてきた人物が、それを社会に還元しているのだ。何の事はない。この図書館の管理人であるジョセフ・リットンは『総てのページを覚えてしまった』ために、古本を並べているに過ぎないのだ。この図書館へはリットン老人の許可無しには立ち入ることが出来ない。既に引退した技術者であるリットンへの紹介状を手に入れ、彼に気に入られることが出来れば、老人は有望な若者のために図書館を開放してくれるであろう。
【表沙汰にならない情報】
【接触可能なNPC】
ジョセフ・リットン