ブロック暗号
block cipher
共通鍵暗号で、固定長の暗号・復号が可能な暗号アルゴリズム
暗号化する長さの単位は"ブロック長"、暗号鍵(秘密鍵 secret key)の長さは"鍵長"で別々にできるものもある。
128bit のAESなどがある。
ISO/IEC 18033-3 Block ciphers
AES ブロック長 128bit 鍵長 128,192,256bit
Camellia (NTT 三菱電機)
Triple DES / TDEA 廃止推奨
DES / DEA 廃止
RC2 ブロック長 64bit 鍵長 8バイト(仮) 1から128バイト
RC5 ブロック長 32,64,128bit 鍵長 0 - 2040 bit
Blowfish ブロック長 64bit 鍵長 32-448bit
SM4 (中国)
などがある。DESなど古いものは暗号強度の問題で標準としては利用できない。
AESが主流。
基本的にブロック長以下の長さのブロックは長さを揃えるためにPaddingが必要。
繰り返しや単調なデータも複雑に暗号化するために暗号利用モードなどと組み合わせて利用する必要がある。
ハッシュ関数と組み合わせることで署名・検証用途(MACアルゴリズム)として利用できたりする。CMACなど。
ストリームにはどう使える?
ストリーム暗号で使える暗号利用モードと組み合わせることでストリーム暗号として利用することもできる。
あらかじめ計算したブロックとメッセージをXORなどする場合が多い。
送信毎にブロック単位でPaddingを入れることもできそうだが入っているものといないものの区別は難しいかもしれない。