腹をくくれない
「規模が大きな対象」に対する実験(挑戦)は、腹をくくるしかない
規模が大きいという本質な複雑性は、小さな規模ではシミュレートできない
小さな規模で実験してもわからない
しかし「規模が大きな対象」に対する実験は莫大なコストがかかる
失敗は許されないレベル
結局、腹をくくらず現状維持になる
言い分と反論
「これだけ規模が大きいと失敗が許されないんだから仕方ないだろう?確実に成功できるとわからないとダメだ」
だったら永遠にできませんが
本質的に複雑なので、確実に成功できるかなんてわからない
「まずはスモールスタートしよう」
小さな規模では本質的な複雑さをシミュレートできない
小さな規模から始めた場合も、いずれは大きな規模に対して行うことになる
そしてここで失敗したらどのみち死ぬ
だったら最初からもう大きな規模でやった方が良いのでは?
たとえば「従業員n万人にSlackによる非同期コミュニケーションを導入する」場合
スモールスタートして、300人の部門で成功したとしても意味がない
次は1000人、3000人……
n万人
ここで本質的な複雑性に直面する
だったら最初からn万人に対してやるべき
orスモールスタートはn万人でできそうかの検証目的で軽くやるのみ