組織パラダイム
受動型(無色)
狩猟時代
血縁関係の小さな集団
リーダーのような概念もない
神秘的(マゼンダ)
数百人の部族
因果関係の理解は不十分で、儀式とかする
将来や過去といった概念はない
死へのおそれが乏しい
衝動型(レッド)
自我を認識している、死も認識している
力が全て
今を見ている。「今欲しい」
もののみかたも白黒はっきりつける感じ
他者と自己を区別できるので分業もできる
特徴
敵対的な環境に適している。戦闘地域、内乱、刑務所、治安の悪いスラム街 etc
トップから何層も離れたメンバーの統率が難しい
思いやりと関心が自己から集団へ拡大される。しかし、それ以上にはいかない
異なる文化や信仰を呪う
正しい世界の不変の法則がある。物事は正しいものと正しくないものに分かれる
階層化が著しい
生まれたときから決まっている
階級に応じてどう振る舞い、誰と結婚し、どんな衣装を着るかなども決まっている
現在にも存在している
政府機関、公立学校、宗教団体、軍隊
特徴
権力が安定している(レッドは戦国時代でいう下剋上があるなど危なくて慌ただしい)
規模も大きくできる。カトリック教会などのは周知のとおり
労働者は怠け者で指示待ちの存在、交換可能であり、個人の才能の発揮は認められない
服は社会的な仮面
昇進はたまたま正しい要件を満たした人に与えられる
社会的な帰属意識が強い
だからアンバーから抜けるのはキツイ(居場所を失うことと同義)
意思決定の基準が倫理から有効性になる
達成や成功が最大の満足とされる。目標達成が幸せに通じるはずだ
次元の違う水準を達成した3つのブレイクスルー
イノベーション。プロセスやプロジェクトの概念。階層をまたいだコミュニケーションや連携。R&Dやマーケティングなど今までなかった部門
説明責任。目標管理。カスケードダウン。年間予算やKPIといった考え方もこれ。ボーナスやストックオプションなどの「アメ」の導入 要は目標を持ち出したことでまがいなりにも定量的に語れるようになったということsta.icon
実力主義。組織の階段を登れる可能性が全員に開かれている。階級を示す服装も廃止され背広。合理性のもとに個人的感情は隠される。幹部は使えるリソースもでかいなど下々が憧れる特典があり刺激になる。
組織を機械に見立てて、経営を工学的な視点から眺めようとする
オレンジの弊害
イノベーションの行き過ぎ。ニーズをつくりだすようになった。金融的にも生態的にも維持できないレベルにまで膨れ上がった。成長のために成長を求めている。医学用語でいう癌の状態
目標駆動と頻繁なジョブローテにより生きる意味を見失い、トップになれなかった一部以外はいわゆる中年の危機に陥る 人生には成功失敗以上の意味がある
あらゆる考え方は等しく尊重されるべき。公平、平等、調和。コミュニティー、協力、コンセンサス。密接で協調的なつながりを築くのが義務
以下によく見られる
ポストモダンの学術思考、非営利組織、社会事業家、地域社会活動家
仕事の成果よりも人間関係の方が価値が高い。ボトムアップのプロセスを模索する。対立する見解をまとめあげメンバーの総意に基づく決断を目指す
向き
古い構造を壊す
不向き
実践的な対案をつくりだす
特徴
権限の委譲。サーバントリーダー。現場がルールを越えて独断で動けるなど。管理職は権力を分担し謙虚に引っ張っていくことが求められる
価値観の重視と存在目的。会社の文化が最も重要。企業文化と共有価値の育成・保護がCEOの最も重要な仕事
ステークホルダーの視点。株主以外のステークホルダーも全部見る。全部を幸せにする。
家族の比喩。
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レッドは力。狼の群れ
アンバーは階級。軍隊。
オレンジは数字。機械。
グリーンは文化。家族。