知的生産物はなぜ難しいのか
知的生産者という特定個人の暗黙知に基づいているから (知的生産物がしばしば扱っている)特定個人のニッチな問題が、本質的に煩雑な問題だから
本質的にボリュームが多いと言える
その分、その問題を理解し扱い解決するための各種概念や方法の量も多くなる
これを「知的生産物のドメイン」とでも呼ぶことにする
誰でも理解できるようにわかりやすく端的に説明することが難しいから
知的生産物のドメインを言語化する必要がある
知的生産物のドメイン、の前提となっている暗黙知も言語化する必要がある
汎用的でない暗黙知をうまい具合に薄める、消すなどの対応が必要(そしてこれは高度な仕事)だから
暗黙知はたいてい知的生産者個人にしか価値がないことなので、これをそのまま成果物にしても意味はない
何らかの手段で薄めたり消したりする必要がある
無論、そうすると知的生産物にも齟齬が出てくるので、合わせないといけない
プログラミングでたとえるならgitignoreで個人情報を弾くようなものかsta.icon train.icon余談だが、SIerにいるようなエンジニアはこれが苦手だから「成果物=そのPJのコンテキストも全部入り」となっており共有ができない
共有するためには、そのPJのコンテキストを省いた上で行う必要がある(マスク化という)