知的生産レター
レターとは文字の意味、アルファベット一文字。
レターの一覧と解説
a
Action 行動、タスク
b
Brain-storming ブレスト、特にひとりブレスト(フリーライティングと言ってもいい)
c
Concept 概念
「こういう概念があるな」ってのが見えてきたら、それを言語化する
d
Direction 方向性
「次はこういう感じのことをやろう」みたいな方向性に関する話が見えてきたら、それも言語化する
g
Glossary 用語
多義語や「不便なのでその場でつくった省略語」などを定義
概念と用語の違いは?sta.icon
概念は新たに思いついた・見えてきたものを言語化して名前つけたニュアンス
用語は既存の用語(特に多義語)について「こういう意味として使います」と定義したもの、あるいは「ブレインストーミングって書くと長いのでブレストって書きます」「ブレストもちょっとながいのでbrainstorming → brastって書きます」みたいにエイリアスを定義したもの
i
Implementation 実装
どうやってつくるかという話
k
ブレストと検討の違いは?sta.icon
b ブレストはフリーライティングみたいに取っ散らかす、連想的、お題もない、どちらかといえば縦に進む(お題Xを追求する)よりも横に広げる(お題をたくさん見つける)ニュアンス
k 検討は「~~について考える」というお題があって思考を進めていく深めていく、発散ムーブだけど部分的に収束もやる
検討は「深掘」「深耕」と読んでもいいかもしれない
n
interNet インターネットから調べてきたもの
参考という意味ではrに含めてもいいが、最近思うのは、rは以下のニュアンスが強い。区別したいのでnを創設した 2024/02/18
自分が過去調べた・検討した類似概念
書籍や論文など重めの情報源
s
Summary サマリー、要約、要点
色んな知的生産レターでまとめてきた諸々を端的にまとめたもの
r
Reference 参考、参考情報
o
Others 他人
他人の意見、コメント、例などを並べる
t
Title タイトル
ゾーン一つ分に名前をつける
-
ゾーンを区切る
以下はクライン単位(でもいいけど)というより、行の下にぶら下げるレター
e
Example 例
q
Quote 引用
Scrapboxなどのシステムでは引用記法があるが、複数行にまたがる場合などつけるのがだるいときがある。qレターの下にぶら下げて「ここ全部引用です」を示せば楽(灰色の視覚効果はないけど)
ただしqレターの中にコメントを書いてもいい。以下は例(3行目にコメントを入れている)
q
b ブレストはフリーライティングみたいに取っ散らかす、連想的、お題もない、どちらかといえば縦に進む(お題Xを追求する)よりも横に広げる(お題をたくさん見つける)ニュアンス
k 検討は「~~について考える」というお題があって思考を進めていく深めていく、発散ムーブだけど部分的に収束もやる
bが横に広げる、kが縦に掘るsta.icon
2文字以上のレター(もはやレター=文字ではないが)。コンテキストに関するもの
cx
Context コンテキスト、文脈、背景
ccx
Commit Context コミテキスト 作業進捗などを残しておくこと、また残したもの 典型的な使い方
1 b ブレストやk 検討でまずは発散しましょう
その際、
用語やエイリアスはg 用語として定義しておきましょう
情報源があればr 参考として記しておきましょう
2 見えてきたらc 概念に落とし込みましょう
3 さらに見えてくると思うので、d 方向性に落とし込んだり、(何かつくる系の場合は)i 実装を考えてみたり、a アクションを洗い出したりしましょう
4 きりのいいところでs 要約を書きましょう
1-4を一単位にしていったん完結させます。その後、sを参考にして、また1-4をやりましょう
ちょっと古いけどサマリー駆動と似ている。要は要所要所でサマリーつくって節目をつくるsta.icon