橋渡しは2人で行う
「自分たちだけが分かり合えるコミュニティーを中国語で『同温層』と言いますが、これは必要でしょう。もし、コミュニティー内だけで完結するのが危ういと言うなら、それぞれのコミュニティーの代表者を2人ずつ――これは数学的な根拠があって2人なのですが――出し合って交流し、文化間の橋渡しをすればよい。複数のコミュニティーの中で、どちらかが主流ということではないのです。主流しかない世界は恐ろしいと思います」
興味があるsta.icon
数学的根拠?sta.icon
知りたさ
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オードリー・タンの指摘はゲーム理論に基づいています。具体的には「囚人のジレンマ」という問題が関連しています。 囚人のジレンマはゲーム理論の基本的な問題で、互いに協力することで全体の利益を最大化できるにも関わらず、各々が自己の利益を優先した結果、全体の利益が低下してしまう状況を指します。
しかし、この問題は参加者が2人の場合に限り、繰り返しプレイすることで解決する可能性があります。それぞれのプレイヤーが相手の反応を見て協力を選択する「誘引戦略」を採用すれば、互いに協力の選択を維持し続けることが可能となるのです。
つまり、それぞれのコミュニティから2人ずつ代表を選ぶというのは、この「繰り返しプレイによる囚人のジレンマの解決」を利用して、コミュニティ間の協力(共通理解や信頼関係の構築)を促進するための戦略と言えるでしょう。
ただし、この理論は理想的な状況を前提としているため、実際の社会にそのまま適用するのは難しい面もあります。なぜなら、実際の社会では参加者の数が2人とは限らないし、全ての参加者が理性的に行動するとは限らないからです。
わからないsta.icon
1人 → そいつが暴走したら終わる
3人 → 1人 vs 2人で、2人側が暴走したら終わる
2人 → 1 vs 1となって、お互い牽制し合うのでマシ?
でも二人が結託したら終わるよね?
まあ一人で暴走するよりは確率的にマシか?
それと囚人のジレンマは2人のケースであって、1人や3人であるとダメなことの説明になってない
まあ数学的というからには一番マシで済む確率がモデル上最も高いってことなんだろうけどsta.icon
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結論から言うと、2人ずつ出すことにより、「最悪の事態」を防ぐことができるからです。逆に言えば、1人では裏切りに対する安全策が無く、3人以上では協調行動へのインセンティブが低下するからです。
まず1人のケースを考えましょう。1人しか出ていないと、その代表者が裏切る(互いのコミュニティの大義名分を疎かにする行動をとる)と、裏切られた方はすぐにそれを知る手段がありません。
次に3人以上のケースを考えてみましょう。3人以上だと、裏切られた時でも帰ってこれる(=他の代表者がいる)ので、1人が裏切るリスクが高まります。つまり、協調行動へのインセンティブが下がり、タダ走り(=無償の貢献)になりがちです。
それに対して、2人ずつ出すというのは「バディシステム」とも呼ばれる原則で、例えば軍隊やダイビングなどでも使われています。各々がお互いの行動を監視し、協力できる環境を作り上げることができます。もし片方が裏切る行動をとれば、もう一方がそれを制止したり、コミュニティに報告したりすることで問題を早期に対処できます。したがって、この「2人ずつ出す」方針が最善といえるわけです。
ただし、ここで考えているのは理想的な状況であり、実際の社会には多くの変数が絡むためそのまま適用するのは難しいかもしれません。
なるほど、納得感があるsta.icon
数学的というより人間心理だが
1人だと俺も考えてたとおりそいつが裏切ったら終わる
3人以上だと、1人裏切っても残る全員が「あーあいつ裏切りやがって……」といいつつも戻ってくる
裏切ったそいつはいないまま
残ってるのも2人以上だからまだ負担や責任が少ない
これが2人の場合、ペアに裏切られたら「ちょいちょい待て待て俺一人になるだろうが!」となって止めに入る
いや、3人以上でも残るn-1人が「いやいやちょっと待て」ってならんか?sta.icon
わからなくなってきた……sta.icon*2