業績重視と人間性尊重のマトリックス
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高度経済成長期時代にとらわれているとノルマ型になる
業績重視のみで人間性尊重がない
かといって部下の言うこと全部聞く、みたいなのに全振りすると今度はぬるま湯になる
業績が重視されない
部下の言うことをただ聞く。自己目標を立てさせて、それを是として進めてしまう。ひたすら傾聴して、知恵創造や挑戦がなくなる。責任が放棄されて、権利のみが主張される“ぬるま湯組織”になっていく。マネジメント逃避の目標管理が「人間性偏重型」です。これが、最近よく見られる失敗ですね。
両方取るにはどこかで葛藤を越えなくてはならない
同時実現って難しいんですよ。そんなに簡単なことじゃないので、絶対に葛藤があるわけです。本来目指すべき目標管理、業績向上と人間性尊重を統合するために生じる葛藤を克服する。葛藤を克服しないと、同時実現はできないですね。
どちらも重視されてないケースも意外と多いらしい
「形式重視型」は最悪の目標管理です。形式的に行われることのみが目的。冷めた空気が蔓延。余計な仕事が増える。“ゾンビ目標”が量産される。無気力組織になる。これがなぜ起きるのかというと、人事が真面目な時に起こるんですよ。
おそらく経営者は葛藤克服を目指しているので、それを目指して「仕組みを入れたい」と言うわけです。その時に人事部門の人が、手段だけを作ること・型を作ることが目的だと履き違えてしまって、どこかのコンサル会社に頼んだり、ただ何かのツールを入れたりして、パンフレットを刷って説明会をやる。
結局はまったく現場に寄り添っていないため、使えない枠組みを入れてしまし、ただただゾンビ目標が増えていく……。実はそんな実態が、かなり多いのです。
トップダウンってわけねsta.icon