ネットワーク型タスク管理
ここまでのまとめ
ネットワーク管理とは、ネットワーク構造で「遂行すべしと定まっている対象(タスク)をいかに管理するか」を考えなくてはならない
路線1。踏破管理
タスクとその周辺(検討や調査やコンテキスト)を全部集める
with Scrapboxのような汎用的ネットワーク型情報システム
集めていくことで「まだどこが見えていないか」「どこが見えているか」が明らかになっていく
これをダンジョンでいうマッピングでたとえたので「踏破」となっている
路線2。ブクマ
Scrapboxみたいな汎用的ネットワーク型情報システムに、ブクマ機能を追加する
「ステルスポインタノード」の概念とか出てきた
路線3。スライディングウィンドウ
進捗管理すべき対象(main)よりも、その前段階にあるタスクもどきたち(sub)を緩くメンテしていきたい
あるいはmainとsubの切替をより自由に行えるようにする
-.icon
たぶんだけど、こうでは?
「エントランスページ」を持つScrapbox
エントランスページ
自分が必ず通る動線であり、ホームページみたいなもん
必ず守らせたいものはここに記載しておく
動線は何回も通るので忘れない
あるいはエントランスページからリマインダーページへのリンク張っておいて、リマインダーページにリマインダーを(必要に応じて)書く、でもいいけどsta.icon
エントランス以外は、普通にScrapboxすればいい
ネットワーク的な情報管理
タスクも書ける
エントランスの設計が肝なんだろうなぁ
ネットワークだけだと優先順位と締切守れずに破綻するので、制御しなきゃいけない
エントランス上でリストつくって頑張るしかない
全部自分の手でつくらなきゃいけない
なんかDoMAと融合できるかもしれないな、と一瞬思った DoMAは注意駆動で、このエントランスは注意に限らないところが違うけど、「自分に合った」のを「自分の手で」整えていくってところが共通している
どんなタスクをどう管理するか、だな
最初はカレンダーの代替機能も持たせようとしていた
カレンダー
ページつくっておいて上手いこと活用する方向性?
日付ページはjsonで生成したものをimportすれば取り込める
が、やっぱり無理ゲー
あのグラフィカルな俯瞰と直感的操作性には、どうやっても勝てないだろう
特に1日にn件予定があるような忙しい人たちは、カレンダーというビュー以外に選択肢がない
時系列縛り
苦手なことは別ツールに任せればいい
ネットワーク型タスク管理ができることは?
とりあえずはScrapbox界隈、特にNota社が開拓してるジャンルだよな
タスクとタスクをリンクで繋ぐ
常に未完成(動的にどんどん実体や繋がりが変わる)
あとは「ふわふわしたタスク」の管理あるいは放牧
shokaiさんの「TODOを高速に消化するとクソになる」という話や、rashitaさんのDoMAなど、「タスクそのものの存在意義や価値をうたがう」思想が強くなってきた
疑うという話はずっと前からある
が、ツールや知的生産手法の発展によって、現実的に扱えるようになってきた(と思ってるsta.icon
その前に、タスク管理ツールの種類を雑に
現実の可視化
ロギング …… TaskChute、Tritask
タイムトラッキング …… Toggl
繰り返しの効率化
日課系 …… habitica、todoistの繰り返しタスク系
計画整合性重視
ウォーターフォール的遂行 …… ガントチャート系
取捨選択とアサインコントロール
課題管理(アサイン込み) …… GitHub Issues
課題管理(カテゴリ含めさらにリッチ) …… Redmine、Tracなどチケット系
課題を制限時間内に優先度に基づいて上手く消化するシチュ …… Trello、GitHub Project、Asana
汎用
雑に管理する系 …… todo.txtなどTODOリスト系
汎用(バリバリ操作性で独自にカバー) …… プレーンテキスト系、アウトライナーで頑張る系
「タスク」なのかなぁ?
アイデア、メモ、ノート etc
ああ、わかった。そうだね、オルタスクの管理について考えちゃってるね。いかん
こうだsta.icon*2
タスク管理とは、遂行すべしと定まっている対象(タスク)をいかに管理するかという話
遂行すべしと定まっていない対象の管理は、タスク管理ではない
つまりネットワーク型タスク管理とは、ネットワーク構造で「遂行すべしと定まっている対象(タスク)をいかに管理するか」を考えなくてはならない
タスクとはノードである
タスクとタスクの関連はエッジで繋ぐ
タスク達からつくられたグラフがある
グラフを俯瞰し、ノードからノードへとたどり、ノードを注視する
木構造に限定すれば、従来のタスク管理もネットワークとみなせる
俯瞰
次数の多さを見る
次数がn以上のノードだけ可視化させる
ポインタノード
特定のノードをブックマークするためのノード
例
今このへんうろついてますねん(linktoは1)
今週やらなきゃいけないやつ(linktoはN)
あとでよむ(linktoはN)
新人におすすめしたいページトップ3、Aさん用(linktoは3)
Scrapboxではブックマーク先に#tagと書くことで、ノード「tag」からのポインタになる
「何からどう手を付けても進んでいける」という中長期的なシチュ向け?
んん?sta.icon
タスク管理≒進捗の管理
優先度の高いものを、過不足なくこなしたかどうか
あるいは網羅の管理と言い換えてもいい
指定日までに指定タスク(の完遂)を揃える必要がある
そのために管理をする
何ができて、何ができてなくて、どこがやばいのか
直近は誰がどこをやるべきか
一方で、今俺の頭の中にあるのは、Scrapboxでこねこねしている光景
ネットワーク型タスク管理におけるタスク管理≒●●の管理
踏破の管理?
何をどうやるべきかは暗中模索
マッピングされてないダンジョンやフィールドみたいなもん
ネットワーク型であーだこーだつくってつないでこねることは、いわば探索にあたる
可視化されていく
マッピングのように
ある程度可視化されたら、「よし!ここを攻めよう」とかわかる
「待て、こっちに迂回路があるぞ」とかもわかる
タスク達が扱っている世界を知るということ
時間管理マトリクス的に言えば
https://gyazo.com/0e095758e2e0b9d57aa9ba5dd24ace73
従来のタスク管理は1と3
進捗管理。緊急(制限時間がある)なことを終わらせるための管理。
4は一般的に管理しない。あるいは記録する程度
重複管理。同じ娯楽をしないために。あるいは過去の娯楽をもう一度楽しむために。
2は?
継続管理。日課やトレーニングなど続けないと後々きいてくるやつ。
踏破管理。明らかになってない世界のマッピング(どこまで明らかにできてるか)を管理する。
●●管理。ここや。ここ何やsta.icon*2
もうちょい良い表現ない?
スライディングウィンドウとプール
https://gyazo.com/642c6aa813717224d975aa257e3462c5
人間が直近扱えるタスクは、灰色(スライディングウィンドウ)で囲まれた狭い範囲でしかない
重要なのは
灰色をどこに動かすか、どう動かすか
タスクをどう配置し、固めるか
https://gyazo.com/4902a99ae3c7cf4f18c2871844e3ef3c
これは必要なタスクを一時的に集めている例
従来のタスク管理は、灰色の中をガチで管理しにいくアプローチ
が、VUCAな昨今、灰色の外もそれなりに目を向ける必要がある
あるいはinbox、projectといった「分類」に頼るだけでも不十分なのだ
灰色の外を程々にうまくメンテするには?
ネットワーク型で繋いで、ゆるくいじる
灰色への「出し入れ」のフットワークを軽くする、と考える?sta.icon*2
調動脈の管理?(というか強化)
ゴリゴリ書いてこねてつなげることで文脈が可視化される。可視化されれば動機も明らかになる(orできる)。
調子は管理外かなぁ
うん、たぶん「Scrapboxのネットワーク的編集能力」に「特定ページ(orページの塊)をブクマする能力」を追加する感じになるんじゃねえかしら?